ドッペルさんと、咆哮
ドッペルさん(以下、D):「 」
僕(以下、I):ドッペルさん?
D:「 」
I:ねえ、
D:「 」
I:……「その声は、我が友、李徴子ではないか?」
D:違うよ。
I:あ、戻った。
D:何?
I:それ、こっちの台詞なんだけど……。どうしたの?
D:……何?
I:すっとぼけるには、無理があるよ。
D:ちょっと、叫んでただけだよ。
I:ちょっと?
D:ちょっと。
I:……これでも、心配してるんだけど。
D:誰が? 誰を?
I:……どうしたの、ドッペルさん。今の君はまるで、
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