ドッペルさんと、凍結

また、海の上にいた。

突然のことだったけど、もう慣れてしまった。
突然は、続いて起これば突然じゃなくなるから。

ただ、ここで問題が一つ。

僕は、氷河の上に立っていた。

おまけに、くるぶしから下は氷漬けされていて、一歩も動くことができない。
感覚が麻痺してしまったのか、寒いとも痛いとも感じることもできない。

僕（以下、I）：どういうつもりなの。

ドッペルさん（以下、D）：「どういうつもり」？