「もう、死んでもいいかな」と思っているけど、
10/31。
6:03起床。
天気は晴れ。
*
たぶん。
あれだけひどかったうつが、ようやくぼくからどいてくれた気がする。
たぶん。
こんなに「たぶん」というのは、自信がないからだよ。1時間後に、またぶり返す可能性もあるからね。
でも、大丈夫。
少なくとも、今は。
過食と過眠のせいで、調子は良いとはいえない。白湯をすする度、唇にぴりっとした痛みが走る。それに、時々鉄の味がする。感覚がおかしくなっているのかもしれない。
まあ、いいか。
少しずつ、取り戻していけばいい。
ここ数日、「もう、死んでもいいかな」と何度も思った。
たぶん、「死にたい」よりたちが悪い。
なぜなら、それはネガティブじゃなくて、どちらかといえばポジティブなものだから。(自ら死を選ぶことに、ポジティブなんてあるのか?)
新人文学賞に無事に応募し、まだまだ書きたいものがあるぼくは、それからも色々と書いている。死んでしまったら、その色々が徒労に終わる。でも、思わずにはいられなかった。
ぼくはずっと、『家族』が欲しかった。
普通じゃない(らしい)ぼくを、受け入れてくれる人を。
それは、一生叶わない夢だと思っていた。
けれど、ふとしたときに、あっさり叶ってしまった。
一生かけても叶わないと思っていたものに、出会うことができたのだ。
けれど、ずっと考えていた。最大の夢が叶ったぼくは、これからどう生きればいいんだろう? わからないなら、人生を終わらせてもいいんじゃないか?
考えて、考えて、その果てにぼくは考え直す。
ぼくは、作家になるのが夢だった。
でも、それは手段の一つに過ぎないことを思い出した。
ぼくは作家になることで、作品を通して、ぼくみたいな人達の居場所を作りたいんだ。
作家を志した理由を、どうして忘れていたんだろう?
だから、「もう、死んでもいいかな」と思っているけど、実行には移さない。その誘惑には、負けない。ぼくには、まだやらなきゃいけないことが残っている。
ぼくの作品を求める人がいるかどうか、まだわからない。まずは、結果を出さないといけない。
それまでは”ここ”で書くことで、自分と誰かを守りたいと思う。
*
「僕だけが、鳴いている」
これは、
ぼくと、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。
連載中。
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