とり憑かれないように、とり憑かれないように
9/5。
5:00起床。
天気は曇り。
*
雨が降っていた。「降っている」と打つはずだったんだけど、PCを開いている間に、止んでしまったらしい。
晴れの日は曇りが恋しく、曇りの日は晴れが恋しい。雨の日は、「ずっと降っていればいいのに」と思う。
雨とは、誰でも等しく閉じ込める優しい檻なり。
誰のことば?
僕のことばです。
はい。
実際は、小雨くらいなら、外に出ますけどね。引きこもってばかりだと、体より先に、心の方がまいってしまうから。
……んん。雨が止んだどころか、なんだか曇りも晴れてきた、ような。ああ、厭、厭。そろそろ、お天道さまと顔を合わせたくないのよ。僕のことは、放っておいてちょうだい。
茶番はさておき、すっかり涼しくなりましたね。(とりあえず、僕が住んでいる地域は。)つい2、3日前までは、じっとしているだけで滂沱の汗だったのに。良かった、良かった。……夏らしいことは、何もしなかったけど。
夏らしいこと、かあ。たとえば、何だろう。……アレかな。かき氷とか、食べたかった。スーパーで売っている80円のかき氷アイスじゃなくて。ちゃんとかき氷機でガリガリしたやつね。……まあ、今からでも食べられるといえば食べられるけど。何せ、9月だ。僕は、8月の内に食べたかったのだよ。
グッバイ、サマー。
ハロー、オータム。
……あ、思い出した。
8月が終わる前に、マイクル・コーニイの『ハローサマー、グッドバイ』を読みたいと思ったのに。読むどころか、買ってすらない。なんてこった。この夏、最大の後悔。……まあ、来年も夏はあるはずだから。またそのときに。
そういえば、最近「書く」ばかりで、「読む」ことはあんまりしてないな。読みたい本はたくさんあるのに、「書きたい」「書かなきゃ」の方が僕の頭を支配している。(僕は今、新人賞に応募する長編小説を書いています。)
本を「読みたい」し、「読まなきゃ」な。読書は義務感でするもんじゃないけど、今の僕は、なんていうか、自分が書いている小説の主人公と同化することがあるから、別の世界に没頭することも大事なんだ。たぶん。
何を読もうかしら……。『ソラリス』も『渚にて』も『[少女庭国]』も『フラニーとズーイ』も『デミアン』も読みかけだな。……ああ、何て罪深い奴。
『ソラリス』読みます。
*
「僕だけが、鳴いている」
これは、
僕と、ドッペルゲンガーのドッペルさんの話。
連載中。
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