【中伝】相手に何を伝えれば理解してもらえるのか?
こんばんは。
さて、本日も『紙1枚学習法』について、シェアしていきます。
テーマは、『アウトプット』についてです。
『アウトプット』の具体的な中身については、こちらにて、
まとめてあります。
『アウトプット』の詳しい定義については、
こちらのnoteをご覧ください。
●自分の『言葉』に変換する
新しい事を学んだら、自分の言葉に変換して下さい。
その方法は、誰かに話すか、SNSなどに、文章を書いて投稿する。
どちらかの手段で、シェアしていきましょう。
それが、アウトプットの1つです。
こんな内容の話を、以前のnoteで、書いたと思います。
ポイントは、自分の言葉に変換することです。
相手の言葉をそのまま鵜呑みにせずに、自分の言葉に変える。
さらに、変換した言葉を、他の誰かに『伝える』
それによって、頭が働き、情報は整理されて、理解が深まります。
誰かに『教える(伝える)』のは、最強のアウトプットになります。
頭の中に知識や情報を留めておかずに、外に吐き出す。
これが、アウトプットのやり方の1つでした。
●何を「アウトプット」すれば、相手に「伝わる」のか?
前回のnoteでは、1つめのアウトプットを、
このように、まとめていました。
学ぶ→自分の言葉に変える→人に教える(伝える)
これが、1つめの、話す/書くという、
アウトプットの大まかな流れでしたね。
前回は、アウトプットについての説明だったので
自分の言葉に変換すること、言語化が大事ですよ。
という感じで書きました。
今回の話は、そこからもう一歩だけ踏み込んだ話です。
新しく学んだこと・気づきの中から、『何を』『どんな事を』
ピックアップしていけば、自分の理解が深まって、かつ、
相手に『伝わる』のか?
『何を』話して/書いていくのが良いのかについて、
この、noteでは、お伝えしていきます。
●2w1hを意識して、相手に伝えてあげる。
2w1hの話をする前に、最初に5w1hの事を話します。
話の順番として、そちらの方が、わかりやすいと思いますので。
5w1hという言葉を覚えていますか?
中学校の英語の授業で、みなさん聞き覚えがあるかと
思います。
「5w1h」
When(いつ)
Where(どこで)
Who(誰が)
What(何を)
Why(なぜ)したのか?
How(どのように)
出典 Wikipediaより 『5W1H』
この表にある通りです。
文章を構成する「5つ」の要素が、5w1hです。
僕が小学生だった頃に、5w1hを使った遊びがありました。
簡単な言葉遊びが、できるゲームが、身内で流行っていました。
■5w1hゲーム
ゲームには、
3人〜5人ぐらいの人数が必要です。
必要なものは、
紙と鉛筆が、あればOKです。
やり方は、単純です。
ゲームの参加者それぞれが、5つの疑問詞を割り当てられます。
A君は、『いつ』担当ね!
B君は、『どこで』場所書いてね!
こんな風に、1人ずつが、紙に自分の担当した項目の単語を
なんでも自由に、好きなように書いていきます。
それを書いたら、全部の紙を回収します。
すると、1つの文章が出来上がるんです。
それが、それぞれバラバラの単語が揃うので、
ユーモラスな文章が作られるのですよ。笑
例えば、こんな文章ができたとします。
いつ「早朝」
どこで「渋谷のスクランブル交差点で」
誰が「安倍総理が」
何を「建物を」
なぜ「先生に怒られたから」
どうした「食べた」
こんな風に、支離滅裂の文章ができます。
それが、小学生の時に友達と遊んで面白かったです。
流行った理由は、簡単に、できる手軽さと、出来上がる文章が、
ギャップがあって、面白かったからだと思っています。
まあ、場所も問わず、道具も紙とペンだけ、人数さえ揃えば、
すぐにできますからね。
時間もかかりませんし、やり方も簡単ですから。
勝ち負けとかもないので、楽しくワイワイ盛り上がれるゲームでしたね。
◯2w1hの中身は何か?
5w1hから、3つの疑問詞を取り除きます。
除外するのは、以下の3つです。
・When(いつ)
・ Where(どこで)
・Who(誰が)
2w1hとは、以下の3つの疑問詞のことです。
・What(何を)
・Why(なぜ)したのか?
・How(どのように)
何を、なぜ?、どのように?
What,Why,How
この3つを相手に伝えれば、ほとんどの疑問は、解消されます。
それと同時に、この3つの疑問が、解消されれば、
自分自身も『わかったぞ!』という感覚を掴むことができます。
●5w1hゲームの説明を振り返ります
実は、ゲームの説明文章に、2w1hを含ませてみました。
1つずつ要素を抜き出してみます。
■何を<What>
ゲームをする時に、『何が』必要なのか?
それを回答してみました。
・紙とペン、3〜5人のプレイヤーです。
問いに変換すると、こんな風に変えられます。
Qゲームをするために、必要なものは何ですか?
■どのように<How>
ゲームのやり方、流れ、について書いてますね。
・参加者全員に、5つの疑問詞の担当を割り振ります。
・疑問詞に対応した、好きな単語を自由に書いてね。
・最後に書いた紙を回収しますよ!
問いに直すと、こんな感じです。
Q5w1hゲームって、どうやって遊ぶの?
■なぜ?<why>
このゲームが流行った理由について書いてますね。
・紙とペンさえあれば手軽にできるから
・勝敗がないため、ケンカになりにくい
・出来上がる文章が、意外性があって面白い
・短時間で遊べて、場が盛り上がる。
問いに直すと、こうなります。
Qなぜ?
そのゲームが、小学生の頃に、流行っていたのですか?
●2W1Hを『伝える』と『わかりやすい』
上のポイントだけを読めば、5w1hゲームなんて知らんよ!
そんな人にも、おおよそ、概要部分だけは、
充分に伝わったのではないでしょうか?
・どんなゲームなのか?
・何が面白いのか?
・どうやってやるのか?
・どんな文章ができるの?
2w1hを抑えて、そこを伝えれば、わかった!
という言葉を頂きやすいです。
え?でも、5w1hの方が、情報が多いので、
より詳しく伝えられるのではないか?
5w1hを採用しないのはなぜなんですか?
2w1hを採用するのはどうして・・・?
そんな疑問が湧いてくるかもしれませんね。
その答えは、ここも以前書いた、『制限』の話に関連してきます。
端的に言うと、
紙1枚学習法が、『制限された世界観』で作られているからです。
あえて、ポイントを『3つ』に制限しているんです。
2W+1H=『3つ』に制限しています。
5W+1H=『6つ』に増えてしまうんです。
『6つ』よりも『3つ』の方が、数が減るので、シンプルです。
シンプルになった方が、短くて覚えやすいので、伝わりやすい。
なので、5w1hから、別に、なくても問題がない『3つの疑問詞』を
選んで、排除しているのだと思います。
ここまでの話を、まとめると、こうです。
●《まとめ》
誰かに何かを伝える時に、『3つ』の疑問詞を抑えておく。
『3つ』とは、Why、What,How,のことである。
3つの疑問に答えるように、話す/書くを行えば、相手に、
こちらが伝えたい内容を、わかりやすく『伝えられる』
結論としては、そんな感じです。
はい、以上、簡単なまとめでした。
●【補足】HOW「動詞」と「動作」について
追記/12/27
疑問詞「How」について、
重要な説明が抜けていることに、気付きました。
「HOW」は、今後の活用方法、次に何をするのか?
活用するための、Actionを書くことが多い項目です。
その時に、「動詞」を書く事を避けて、必ず
「動作」表現で記入するようにしましょう!
◯『動詞』と『動作』って何?
・『動詞』とは、抽象的で、曖昧な表現です。
・『動作』とは、具体的で、明確な表現です。
判断基準は簡単です。
『HOW』に、書いた内容をみて、
何を行えば、活用できるか思い浮かぶなら、『動作』表現になっています。
そのまま直さなくても良いです。
何をすればいいのか不明確な場合は、『動詞』表現で、
書いてしまった、恐れがあります。
◯『動詞』or『動作』の見極めが大事です。
どっちを記入したのか、見極めることがポイントです。
なぜ大事かと言うと、『行動できるか』どうかが、決まるからです。
最初の段階で、具体的に、何をすればいいか
明確にさせておかないと、恐らく、学んだことを、実践できません。
実践できないと言う事は、目的を達成できないことになります。
すると、学んだこと自体が無価値になってしまいます。
なので、何か目的がある場合は、特にですが、
アウトプット(活用)する為にも、HOWは動作に変換する。
この部分は、大事なポイントなので、
抑えておきましょう!
◯セルフツッコミする
自分が『HOW』の項目に書いた内容に突っ込みましょう。
Q『それって、具体的にどうやるのさ?』
具体的に、行動手順が思い浮かぶまで、
細分化してみることが、オススメです。
『え?それは、う〜んと・・・』
具体的な、行動案が出てこなければ、危険です。
そのまま放置すると、活用できないで終わるリスクがあります。
それは、勿体ないことなので、必ず『動作化』しておく。
これが、『HOW』を記入する際の重要なポイントです。
◯『動詞』と『動作』の具体例
両者にどれぐらいの差があるのか例題を書いておきます。
例えば、『書く』これは、動詞です。
『書く』ことで、頭が整理されて、理解や記憶が深まることを
学んだとします。
『書く』事は大事な事だと、学び・気付きました。
■動詞で書いてみる。
→HOW:(動詞)
『学び』や『気づき』を『書く』
これを見て、実践しやすいかどうかが鍵になります。
何すれば良いのか、思いついているなら、問題ありません。
ただ、ほとんどの人にとっては、この表現では
わかりにくいと思います。
具体的に何をどう書くのか?、詰める必要性があります。
次は、動作で書いてみます。
■動作で書くと?
→HOW (動作)
:Twitterに、学びや気付きを呟く
:noteに、自分なりの学びをまとめて投稿する。
:パワーポイントなどの資料を作成する。
いかがでしょうか?
『動詞』と『動作』、どちらの方が、実践できそうですか?
『動作』に変換した方が、実践しやすそうに見えませんか?
『動詞』の方が、不明瞭でわかりにくい。
なんとなくでも、
そのように感じて貰えれば、嬉しいです。
HOWに記入する際には、『動詞』になっていないかな?
『動作』表現に変換できてるかな?
Q『具体的にどうやるのそれ?』
こんな感じに、
セルフツッコミも加えながら、活用されて下さい。
-終わりに-
今回は、アウトプットの種類の1つである。
話す/書くを行う際に、『何を』話したり書けば、
相手に『伝わる』のか?
そんなテーマでnoteにまとめてみました。
学習対象に対して、どんな『問い』を立てるのが良いのか?
最初は、そこの部分も書くつもりでしたが、長くなったので割愛します。
気になった方は、浅田すぐる先生の書籍に、具体的な事例と共に
書かれておりますので、ご覧下さい。
今回で、『紙1枚にまとめる』と言うことの基本的な部分は
シェアできたのではないかと思います。
初伝+中伝の先の世界もあるそうなんですが・・・
紙1枚学習法に、もっと慣れてからが良いかと判断しました。
なので、応用編に関しては、しばらくお見送りしようと思います。
今後は、書籍の購入者特典をまとめていきます。
書籍に関連するような、『考え方』がメインのコンテンツです。
そんな『まとめ』を、投稿していきます。
今後も、僕の投稿を読んでみたいな!
少しでも、そう思って頂けるのでしたら、
このマガジンをチェックしておいて、貰えると嬉しいです。
はい、と言うことで、今回の内容は、こんな感じです。
最後まで、ご覧下さいまして、誠にありがとうございました。
ps
『制限された世界観」について、簡略化してお伝えしました。
詳しい内容が気になられた方は、こちらのnoteから、ご覧下さい。