【用語解説】「動詞」と「動作」の違いについて、まとめました。
【動詞】と【動作】について
「動詞」とは・・・
体の動きが、『曖昧』で『抽象的』な言葉を指す。
『動作』とは、・・・
体の動きが、『明確』で『具体的』な言葉を指す。
例えば、歩く、走る、寝るなどは、文法的な意味としては、
動詞と動作の両方に含まれていると思います。
しかし、紙1枚学習法では、
『動詞』と『動作』は、全くの別物として、区別されています。
紙1枚学習法での『動詞』とは?
『動詞』は、言葉の意味を知っているだけの状態です。
具体的に活用するアイディアがゼロです。
ただ言葉として使っているだけです。
勉強します!
家族を大切に扱う!
元気よく過ごす!
このように、自分の体を動かさなくても、
『思う』だけ、『言う』だけで、実現できます。
それで、わかったつもりになって終わってしまう。
そんな恐怖が『動詞』にはあります。
紙1枚学習法での『動作』とは?
『動作』は、体を動かそうとする時に使う言葉です。
自分の体を『動作』させようとすると、具体的な中身が必要です。
ただの言葉だけ、では終わりません。
活用するための具体的なプランニングが思い浮かんでいる状態です。
勉強する
→ 全ての知識を20字でまとめなさい。
書籍の一章を読み込んで、友達に感想を話す。
家族を大切にする
→ 一緒に食事を取る時間を増やして、その日にあった出来事を
ちゃんと話をしたり、聞いてあげるようにする。
元気よく過ごす
→ 学校、職場などで、人に話しかけられたら、相手に聞こえるように
ハッキリとした聞き取りやすい声で、ゆっくり、丁寧に返事をする
こんな感じで、自分の体をどうやって動かすのか?
具体的な行動プランが思い浮かぶなら、動作化されています。
逆に、曖昧な感じの表現になっている言葉は、全て動詞です。
『動詞』表現の言葉は、自分でも、わかったつもりになります。
しかし、よくよく考えてみると、具体的な、体の動かし方が思いつきません。
なので、行動プランが思い浮かびません。
大幅にザックリ書くと、これが『動詞』と『動作』の大きな違いです。
紙1枚学習法では、動詞表現は、避けて、動作を学ぶことを推奨しています。
まとめると・・・
『動詞』は、抽象的な言葉で、曖昧に表現されている。
アクションプランの、検討がつかない状態。NO PLAN、無計画。
なんとなく、言葉の意味を、わかったつもりになりやすい。
具体性が思い浮かばないので、実際に行動に移すことに、繋がりにくい。
『動作』は、具体的な言葉で、明確に表現されている。
具体的なアクションが、目に浮かんでいる状態を指す。
自分の体を動かそうと考え始めると、
自然に動作表現へと変化していく。
こんな感じになりました。
以上、用語解説のコーナーでした。