パリから爆走、全2500キロの記録1
ライプチヒに引っ越す前はパリに住んでいた私たち。引っ越すにあたって、3年分の荷物も移動せねばなりません。。。幸いパリのアパートはどこも家具家電付きのところだったので、大きなものはないけれど、職業柄か性分なのか食品関連の量が半端なく。。。あと本やら服やら靴やら、日本にいた時に比べれば全然買ってないつもりだったけど、やっぱりじわじわ増えていていて。夫はミニマリストってわけでもないけど、物をあまり持たない人だから荷物が少なくてホントにうらやましい。。。というわけで、荷物の大半は私の持ち物だ。
とにかく量が多いので節約するためには、すべての荷物が乗る大きさの巨大なバンを自前で借り、それでアウトバーンを爆走し、荷物を降ろしたらまたパリに戻るという、マッドマックスもビックリのハードな引越を敢行することに。
パリのアパートからバンに積む作業は、友人が手伝ってくれてあっという間に完了。友人の一人は、これがその日最初の引越の手伝いで、これからあと三人分やると言っていた。大変だ。おつかれさま。そして、ありがとう。
昼前にパリを出て、まずはパリ郊外のヴァンセンヌへ。そこで友人から巨大なプリンターを譲り受けた。ヴァンセンヌまでの道のりは複雑で、バンの運転に慣れていない夫はナーバスになっていた。プリンターを受け取った後は、一路ハンブルグへ。ライプチヒに行く前に、ハンブルグで引き伸ばし機(写真のプリントに使う機械)を受け取りに行くからだ。
ところで私たち夫婦はよくケンカをする。人前でも平気でする。ケンカというかそれはもはやコミュニケーションで、私たちにとっては必要な議論であって、ストレス発散方法でもある(と、私は思っている)。だから、友人たちは「道中5回はケンカするやろうな〜」と話していたらしい。
しかし、周囲の期待を裏切り、私たちはケンカをしなかった。長い道中だし、激しいケンカは集中力を欠き死を招く危険性もある。ゆえに、お互い気をつかいまくったのだと思う。
2時間おきに休憩し、グーグルマップのナビでは9時間半となっていたところを、約11時間かけて行った。ハンブルグに着いたのは、夜中の1時だった。疲れた。でもホテルはきれいで快適で、シャワーを浴びると、普段寝付きが悪いのなんてウソみたいに、暗闇に吸い込まれていくように眠った。