ママはあなたたちの味方です。ずっと、ずっと、あなたの味方です。ママはこれからも、あなたたちがもっと、ずっと、大きくなって、今のママくらいになる頃までは、健康に生きようと努めています。ただ、なんとなく、ママはもしかしたら、あなたたちがまだママを必要としている間に、さようならをしなければならないかもしれません。 言葉や行動で伝えてきたことはたくさんあるけれど、まだまだ全ては伝えられていません。世の中の不条理をあなたたちにはまだ知らせたくないし、あなたたちの語彙が少ないこともある
あなたがママのお腹にやってくる前に、あなたの姿形は決まっています。肌や瞳の色、手足の長さ、内臓の強弱、身体的な特徴はすべて、あなたにとってちょうどいいのを知っていますか？ 例えば、あなたは自分の髪が多いと思っていますね。この「多い」と思うのは自分より髪が少ない誰かと比べるからです。「わたしの髪はこの量」という事実だけを見るようにしましょうね。例えば、あなたは自分が痩せていると思っていますよね。この「痩せている」と思うのは自分より太っている誰かと比べるからです。「わたしの体は
あなたは唯一無二の存在です。他の誰も、あなたの代わりはいません。あなたがこの世に生れてきたことは、それだけで素晴らしいことなのです。 「自分を愛する」というのは、「自分の欲望のままに、わがままな振る舞いをする」ことではありません。 「自分を愛する」というのは、「自分のすべてを認める」ことです。 優しい、可愛い、思いやりがある、親切、笑顔、丁寧、愛らしい、活発、元気、機敏、頭の回転が良い、姿勢が良い、など、一般的に「良い」とされている部分を認めるのは容易ですが、弱い、怠け者
『愛をこめて言霊を』を読む前に、ママのことでちょっとだけ知ってもらいたいことがあります。ママは小さなときから護られていることを知っていました。姿形はあなたたちが想像している「おばけ」のようなものと似ているかもしれないね。どんなものを想像してるかな？ ママに見えているのは、ぽわんとした光だったり、緑色の光だったり、ブワーッと吹く風だったり、雲だったり、木が笑っているように見えたり、雨の匂いが他の人より早く感じたり、そういう自然から教えてもらうものだったりね。ママが怖がりだから
