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この感じわかる人いないかな〜〜〜と思う感性のはなし

いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまうオタクと化してます(今更)
2016年、月9で放送された「いつ恋」
一番好きなドラマで、今更ながらですが
自粛期間の影響もありDVD BOXを買ってしまいました、、
このドラマ、特に視聴率が良かったわけでもなく "月9にしては暗くて、重過ぎる"
"共感できない" とか賛否もあった作品でした。

ですが、刺さる人にはめちゃくちゃ刺さる。
歴代1番の良作、と称賛する声も多数。
なんていったって脚本はあの坂元裕二さん。
坂元さん脚本のラブストーリーやドラマ、
どれもかなり好きなものばかり!(東京ラブストーリー、最高の離婚、カルテットもめちゃくちゃ好き)

前置きが長くなりましたが
今回はいつ恋が好きすぎて溢れ出してしまった
「このドラマのこのシーンがいちばん!最高!宝物みたいな言葉の連続!ここに共感できる人いないの?」
とずっと思っていた事を書きたい!
とにかくこの感性が分かる人と、一回でいいから出会ってみたい。と思って観ていたシーンがあるのでそれについて書きます。(見た事ない人はみて!)

8話、練君が音ちゃんの部屋に来て似顔絵を描いてもらうシーン(分かる人には分かる)

まず、そもそもこのドラマで好きなところが
音と練の、物事の感じ方.感性がすごく似ていて、それについて話す場面が多いところ。
例えば、
アスファルトからポツンと咲いていた花を別の場所でお互いケータイで撮っていたり、
東京の電車やバスの中で聞こえる心ない声に胸を痛めていたり、
大事なものをひとつ持っていて心のつっかえ棒にしていたり、
小さな幸せを大切に思えるところだったり。
そういう根本の部分が同じ人ってなかなかいないと思います。それが2人の行動や会話の随所からみえます。
そういう部分がぎゅっと詰まったシーンが、練が音の部屋にきて似顔絵を描いてもらいながら話す8話のシーンです。

このシーンの大好きポイントは

①好きなものについて話すところ
一般的には、好きなものというと
好きな食べ物、趣味、スポーツ、季節などを連想しますが
この練と音は、
校舎から聞こえる吹奏楽部の音、
雪を踏む音、
雨が降るちょっと前の匂い、
じゃんけんであいこが続いた時、
など独特な感性で好きなものを出し合います。優しい会話が繰り広げられるこのシーンは
感じ方が似ている2人の愛おしいところが出ていてとてもいいです。

②福引の話
音が商店街で当たった福引の話。
1等のゲームが当たったのに、使わないからと言って、3等の物干し竿に変えてもらった話を練にします。みんなゲームをもらって売ればお金になるのに、と言ってくるけど、私はこの物干しが気に入ってるの。私が変なのかな?
という問いに練が
"物干し竿 すごくいいです。" と返します。
何度も、"凄くいいですよ。" と返します。
音のホッとした顔。この人なら分かってくれると思った、という安堵の顔。
そこからの話の展開、、
宝物のような、大事に手のひらで包んで運ばないとポロポロこぼれ落ちてしまうような、そんな言葉のやりとりが続きます。

③音が幼少期に見た空の話
お母さんが死んで、火葬場の外でひとりお絵描きしていた音が見た、きれいな空の話。
今まで誰にも分かってもらえないと思って、話したことがなかったと言いながら、何度も綺麗だった、と練に伝えます。
多分、この人なら同じように思ってくれるという確信があった話し方でした。

こういう部分が分かり合える人って
恋人、友達、家族、どんな関係でもいいけど、1人いるとすごく心強い。
なかなか出会えるものではないけど、もし出会えたら宝物だなと思います。

私はこの①〜③の一連の流れや会話が大好きで、何度も何度も繰り返し見てます、、

この何とも言えない感じ、
わかる人いないかな?と思って周りに話してもあまりピンときてもらえず、、
ネットで、「いつ恋 福引 物干し竿」
などと謎の検索をしても(検索のしかた独特w)、
このシーンいい!という感想を見つけられず、この感じわかってくれる人いないのかな、
こういう所に愛おしさを感じられる人と話してみたいな、と思って。
私はここがこのドラマの1番のシーンだと思っています、勝手に。
ここわかる〜、という人や
見た事ないけどいい!見てみたい、という人
居たらいいな。
こっそり教えてね。

おしまい。


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