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aiumiのアタマノナカ#10【100が0に、0から1に】

aiumiのアタマノナカも#10まで来ました。今回は大学吹奏楽編第二弾ということで、当時起こった衝撃的な出来事を中心に書いていきます。


伝統が崩れる瞬間

私は、今まで0から創り上げることと、伝統のある環境に身を置くことは経験していましたが伝統が終わる瞬間は経験していませんでした。しかし、大学のサークルの活動にも慣れてきたころ。何もかもが崩れ去るという体験をしました。
何が起こったかというと”人”がいなくなりました。
話が長くなるのでとっても簡略化してお話しすると、サークルの中心人物がほとんど辞めました。それもある日突然にです。

衝撃的でもあり悪い意味で夢見心地でした。何が起こっているかもわからず、事情も曖昧でした。確実に言えるのは、人がいないと何もできないということ。これまでやってきたこと、積み上げてきた伝統が全く通じない。

もはや瓦礫だらけの廃工場にいるような状況でしたが、なぜか私は大きな不安と同じくらい美しい宝石が眠る鉱山に辿り着いたような興奮を感じていました。

”立て直す”という創造体験

所属人数が半分以下となったサークルの活動を今後どのようにしていくのか、しばらくは話し合いを重ねる日々が続きました。
今までの体制を続けるのか、係の業務内容は改善すべきか、演奏会のスタイルは…等とにかく活動内容全般を書き出して整理していくようなことをしていました。これが本当に途方もなくて、責任を持つ人が不在なので意思決定が難しいんです。

ただ、次第に一つの結論にまとまっていきました。それは
”サークルを維持するために新しく生まれ変わる”ということでした。団体、又は組織をまとめるには変わっていくことも必要だと気付くようになっていき次第に立て直す方向が定まっていったように感じます。

きっと、根底の”吹奏楽やりたい、楽器吹きたい”という思いがブレなかったからだと思っています。何のためにこのサークルがあるのかが明確だからこそ、変化することを何とか受け入れることができたのかと思います。中には時間がかかる人もいたと思いますが。

この体験は、今までの0→1よりも何倍も難しくでも確実に今後の人生で大切なことだったと感じています。

次回は、aiumiのアタマノナカ最終回

aiumiのアタマノナカ#10はいかがでしたでしょうか。やはりどこの環境にいても大きな波は押し寄せてくるものだと改めて思います。
そして、次回はaiumiのアタマノナカ最終回。最後は大学卒業前のお話になります。世界中が苦しんだ”新型コロナウイルス”という自分ではどうしようもないことの闘いとやりたいこと続けるための様々な決断をしました。

是非覗きにいていただけると嬉しいです。


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