今後の話 2/3

クビにならないためには「冒険」をしなければならない。

順を追って説明するとスキルをつけるには、まずスキルをつけるためのスキルが必要だ。具体的には、①朝コンビニでアイスを買う②自分のコミュニティを壊す、の2つがある。

①まず大事なのは気づかぬうちに送っている型にはまった生活を変えるようにすることだ。自分の1日を把握し、そのフレームを外してみる。まずは1日を大カテゴリー(起きる、朝食など)に分け、次にそれを中カテゴリー(何時に起きるか、何を食べるか)に分ける。そしてその小さな部分を少しずつ変えるようにする。いつも駅まで自転車で行っているところを徒歩に変えてみる、乗車する車両を変えてみる、など。そして手っ取り早いのが、普段はしないであろう朝一にコンビニでアイスを買うことである。

②地元の公園でゲートボールをしているおじいちゃん集団と、麻布で若い子といるおじいちゃんは視野が違うのだ。多様性のないコミュニティでは変化も成長も発展もない。はじめは話が合わないと思っても、それが成長の証なのだ。ハーバード大学は東大と学力は大して変わらないが、東大よりもはるかに有名な起業家を多く輩出している。それは、東大は頭がよくなければ入学できないが、ハーバード大学はお金があるバカでも入学できる故だ。お金のあるバカは学内投資を積極的に行い、頭のいい学生はその資金で次々に学内起業する。母数が多いので当然ヒットする確率も違う。これは中国の台頭の大きな理由のひとつでもある。この環境も多様性ありきであり、Facebookもそうして生まれたのである。兎にも角にも、視野を広げるために違うコミュニティの人と会うべきなのだ。

この2つはスキルをつける前段階で必要な考え方。では、スキルを身につけていくにはどうすべきなのか?よくありがちなモチベーションは関係なく、むしろ邪魔になるだろう。例えば孫正義さんの講演会を聴講したとして、仕事に対してモチベーションが上がったとする。しかし、次の日彼女と別れたり、身内の不幸が起こればその高まったモチベーションは一気になくなってしまうだろう。モチベーションで仕事をしている人はこのように外部的要素と密な関係があり、それに左右されてしまうのだ。

しかし、どうだろう?コンビニのおばちゃんはモチベーションが高かろうが低かろうが毎日同じパフォーマンスをする。それは「仕組み化」ができているからだ。

➡続く

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