4.鎌倉移住まで~個人感情として
移住前のタイトル最後です。
最後は個人的な気持ちの側面です。
■アウトドア趣味が多かった
広く浅く趣味を展開してきました。
高校卒業まで部活動はサッカーのみで趣味と呼べるものは漫画を読むくらいしかない幼少期~青春時代を過ごしたと記憶しています。
(漫画は今も好き)
サッカーは父親がそれなりの選手であり、物心ついたころには兄が通うスクールに親と付いて行っていたため「もちろんあなたもやるよね?」のような周囲の期待を勝手に感じ、小1で始め(させられ)ました。
正直週末は家にいてテレビ、ゲーム、漫画など観ていたいと思い、憧れていましたが周囲に流されるというのが本質的な生来の特性であり、辞めたいと中学まで言い出せず惰性で続けておりました。(逆に幼さに反した忍耐力はあるなぁと今になって関心しています)
ここまでの自身の性質をサマリすると
・周囲からの期待に応えたい
・反面、自分の意見を主張するのは苦手
・忍耐力は強め
・ヒトの機微には敏感
・だからこそヒトの機微に関心がある
・従って広く浅い交友関係を好む
かなと感じています。
大学ではサッカーを辞め、新しい世界に目を向けたいと思い文科系部活動に入部し日々インドア活動を続けており、休日は旅行に行くことが多かったように思います。お酒がめっぽう弱く、金欠学生だったので飲み会は余程のことが無い限り参加しませんでした。
旅行は「地域・文化を知る」ことに重きを置いており、観光名所だからといって訪れるタイプではありませんでした。
観光名所に地域住民は多くなく、むしろイオンやマクドナルドの方が地域の生の姿が見られると思っています。
旅行のスタイルに話が脱線したので修正すると、これといった趣味がなく、色々なモノ・ヒト・コトに触れたい、あと付け加えるならば太陽光を浴びる期間が人生で長かったせいか「外」が好き、という指向・経験から
社会人になって一番の趣味になったものが「登山」でした。
登山は、山岳信仰を含め地域文化も知れるので、これまでの人生を物語る趣味に出会えたなと感じています。
従って百名山や海外の険しい山にはあまり関心がありません。
登山で知り合った人による影響で、様々なアウトドアに手を出すキッカケにもなりました。
キャンプ、トレラン、クライミング、ダイビング、島活動など。
次第にアウトドア活動が仕事で疲れた自分を癒す要素になっていっていると感じてきました。
ようやく鎌倉とのつながりが出てきます。
平日は仕事、休日になるとアウトドアという生活をしばらく送っていましたが、アウトドア予定のない週末も家に居たくない気持ちに駆られ、用もなく山や海の方面に向かっていました。
無目的に訪れることも悪くはありませんが、アウトドアばかりに気を取られ自身を成長させるための他の要素に時間を割くことが難しくなっているとも感じていました。
ここで自己抑制を働かせられれば問題ありませんが、無理に抑制するくらいなら軸足をアウトドア方面に置けば休日に遠出することがなくなり、他の要素に時間を割けると考えた、という側面があり鎌倉が選択肢に入ってきたのでした。
先述した通り趣味という枠では登山が大きいので、軽井沢など山岳地帯方面でも考えましたが、日本の場合「海と山はセット」ですが「山と海はセットではない」が成立してしまうので、海のプライオリティが上がりました。
妻には、ここまでの話を移住計画を述べる前段で伝える際に言語化したものですが、それまでにも言語化は出来ていないものの自己完結レベルで感覚的に理解していました。
従って、鎌倉移住計画を実行する前段階として、初期デートにさりげなく鎌倉・湘南エリアを組み込んだり(結婚するかは不明な時点ですが)、プロポーズは江の島で行ったりして、トドメとして結婚式を鎌倉で執り行いました。
妻は当時まさか移住するまでになるとは思っていなかったらしいのですが、自己完結していた私にとっては、すべての点が移住への一本道になっていたのでした。
私個人としての夢は、ある程度の夢を叶えられたのでここからは妻のささやかな願いや子の夢を叶えることにリソースを割いていきたいと考えています