「占い」に救われた話
もともと占いは好きだった。小さいころから、心理テストの本も好きだったし、星座占いも毎日見ていた。姓名判断も調べちゃうし、血液型診断も、わりと当たっていると思っている。ただ、「運気」ということを意識しはじめたのは、ここ数年のことである。
女子はみ~んな好きだよね、占い。
というわけで、
今日は、その「占い」と私、のエピソードを書いてみたい。
さかのぼること、4年前。
ちょうど、平成から令和に
時代が移り変わる2019年。
わたしは、社会人4年目にして初めての職場異動を経験した。前年度までと比べて、職場規模は2倍。過去3年間で少しずつできることが増え、自信がついてきた自分の鼻をバッキバキに折られるような、出来事が立て続けに起きた。
詳しくは書けないけれど、日々思うようにいかないことの連続で、毎日、自分を責めに責めに責めまくった。たぶん、人生で初めての「挫折」だったと思う。こんなにもうまくいかないことってあるんだ、と。とにもかくにも苦しかった。
身体にも確実に影響が出た。1・2か月に1回ペースで謎の発熱、病院通い。人生で初めて全身に蕁麻疹が出る、生理が止まる、暴飲暴食での体重の増加などなど。
そんなこんなで、転職を何度も考えながらも、なんとか自分を騙し騙し働き続けた2019年の年末。たまたま、ゲッターズ飯田の占い本を手にした。
わたしは「銀の羅針盤座」だった。
さっそく年運を確認すると、そこに書いてあったのが「裏運気の年」の文字。「裏運気」とは、簡単に言うと本来の自分と「裏の自分」が出ている時期、今までの自分のやり方ではうまくいかなくなる時期なのだという。今年は、裏運気の真っただ中。そして、今年はあと数日で終わる、というタイミング。
「あああ、だから私はこんなに苦しかったんだ、あとはもう上がるのみだ」
そう思った。救われた気持ちだった。
でも、もう少し早く、しんどすぎ期間の渦中で出会いたかった気もする。今は運が悪い時期なんだよ、そんなにもがき苦しまないでいいよ、って教えてほしかった(笑)
後に知ることになる。
乱気の年や裏運気の年での、引っ越しや転職、大きな買い物はおすすめできないこと。ドンピシャでその時期に、異動・引っ越し・新車への買い替えをした自分。大きく色々なことが変化し、自分自身が追い付いていない1年間だったというわけだ。ちなみに、ゲッターズの五星三心占いだけではなく、有名どころの占いは、2018ー2019年を、「要注意」の年としていた。子どもの頃見ていた、細木数子の占いも「大殺界」。
…となると、占いや、運気の存在を信じずにはいられなくなった。
おかげさまで、底辺の時を経て、徐々に上昇すると分かりながら過ごすことができたここ数年は、なんだか希望が持てた。彼氏と別れても、仕事で落ち込むことがあっても、「あの時」よりはマシだ、と思える。
そんなこんなで、2020年からは、ゲッターズ飯田の本を毎年買っている。せっかくなら、運を味方につけたいし、飯田さんの言う「占いを利用して、行動のきっかけに」という考えがいいなと思うから。
占いはエンタメ。わかってる。
一時期、占いにハマる人なんて・・・と思っていた時もあった。どちらの自分もいるからこそ、今はうまく利用したいと思っている。
結局、気の持ちようなんだよね。自分の気分を上げるために占いを利用するのだってアリだよね、って思うようになった。「占い」という視点で、自分とは違う運気で生きている人の存在を認識したり、自分が「〇」に見えているものが、相手には「◇」に見えていることがあることを知った。
占いなんかに左右されたくない!
という気持ちも持ちつつ、いいとこ取りで考えていけば、生きやすくなるのかな~って。
ちなみに、2019年めちゃくちゃに苦しかった時に培われた筋力は、今の自分を確実に支えてくれている。そして、あの時期があったからこそ、レベルアップできている自分がいる。
そう考えると、運気が低迷している時期も、ちゃんと意味があるんだよ、って思えるようになった。だから、きっと次に訪れる「裏運気」は、もっと心の準備をして、面白がって過ごせると思う。
ひとまず、まだまだ上り調子の運気に乗りながら、この数年で自分の人生をアップデートしていきたい。2年前占ってもらった占い師には、「32歳」で結婚すると言われた。ゲッターズの占いでも、本格的に結婚運が上昇するのは「再来年」かららしい。ドンピシャだ!
・・・とはいえ、いろいろなことを考えるとそんな悠長なことは言っていられない。なので、ここは、「占いがすべてじゃない!」「占いに左右されてたまるものか!」という自分を発動させていきたいと思う。
なーんて、都合がいいにもほどがあるけれど(笑)
占いは、信じるも信じないも自分次第。
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