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2024年抱負


はじめに

あけましておめでとうございます…というにはめでたくないことが元旦から続いていますが、それはそれとして1年をどう過ごしていくか、今年は福岡県東峰村にあるワーケーション施設『アクアクレタ小石原』にこもりつつこのnoteを書いています。

こちらの施設は廃校になった小学校をリノベしたもので、校庭ではキャンプも堪能できつつ、利用者向けの素敵な寛げるスペースも用意されており作業に没頭するにはうってつけです。

くつろげるソファや作業にうってつけのデスクなども完備

これを書いているのは1/5ですが、昨夜からは冷え込み朝の気温は氷点下。
一面の霜で固まった大地を踏みしめるのも趣深いです。

今年の一字

という事で、早速の抱負を象徴する今年の一字を。
昨年は「紡」でしたが、今年は「績」とします。
「績」も「紡」と同様、「つむぐ」ことを意味しますが、「紡」がより合わせることを意味するのに対し、「績」はそれを伸ばして糸にしていくことを意味します。

2023年の抱負および振り返りで書いた通り、昨年はこれまで私が関わってきた各種取り組みを紡いで新たな掛け合わせをうむことを意識的に行ってきました。
今年は単純に掛け合わせるだけでなく、その中で見えてきた方向性を伸ばし、何がしかの実績を残していければと考えています。

取り組みの方向性

①Startup Weekendを九州内に拡げる

先日記載した通り、長年担ってきたStartup Weekend(SW)北九州のオーガナイザー(主催者)は引退しました。

この中でも書いている通り、SW北九州のオーガナイザーの力を発揮できるフィールドとして、九州内でSWの開催をファシリテーターの立場として後押ししていきたいと考えています。
こうした活動を通じて、北九州だけでは得られない経験をSW北九州オーガナイザーに提供していきたいと考えています。

もちろん、受け取る側が求めるならですし、他地域におけるオーガナイザー(=自分事として地域内でSWを開催したいと考えている人)がきちんといる状態で進めないとムーブメントとしては意味がない(と私は考えている)ので、闇雲に拡げることを目的とはしませんが。

②北九州における起業家コミュニティの活動を継続させる

SWの目的は地域内の起業家コミュニティを形成/醸成すること、というのは間違いないのですが、実際のところこれまで10回開催してきて感じるのは、やはりイベント毎、週末3日間の取り組みに帰着してしまっているのがもったいない、という事です。
SWの魅力は独立性と場のクオリティという側面があるので、それを踏まえ、より地域内で熱量が維持できるようなプログラムを企画して実施していきたいと考えています。

これはそもそもニーズがあるのか、という点も踏まえて組み上げていく事になるので、1月からいきなり、というわけにはいかないかと思いますが、少なくともMVPとしての活動は今年実施していきたいと思いますので、ご興味のある方はぜひインタビューや企画をご一緒いただくなど、様々な形でご協力いただければ幸いです。

③SWで培ったネットワークを基に個別企業における新規事業開発を促進する

SW北九州の運営を通じて感じたことのもう一つは、北九州には素晴らしい各種専門知識やノウハウをお持ちの方々がたくさんいらっしゃるという事。
SW北九州では、毎回ほぼ異なる方々にコーチ・ジャッジを務めていただいてきた結果、アントレプレナーをサポートいただける方々のネットワークが構築されてきています。

SW北九州vol.10開催に向けた資料から抜粋。抜けていたらすみません…。

一方で、新規事業に取り組む企業の方々においては、担当として任命されつつも専門的知見は学びながら取り組んでいらっしゃる方が多いのではないかと思います。これは必ずしもベンチャー企業だけの話ではなく、一定の規模以上の企業でも同様である、と以前新規事業に向けた補助制度の担当をしていた際に痛感したことがあります。

であるならば、この双方をマッチングすることで、新規事業の成功可能性を少しでも高められるのではないか、また一方で、SWにおいてはボランティアで関わっていただいた方々にもきちんとお仕事としてのご縁を績ぐことが出来るのではないかと考える次第です。

その嚆矢としては、昨年度実施した大英産業様内の新規事業コンテストであり、その中では過去SWのコーチを務めていただいた方(みんなのマーケティング久野さん)にマーケティングについてしっかりお伝えいただいたこともあり、コンテスト参加者全体の底上げにもつながったと考えております。

マーケティング講座の模様

とはいえ、こちらもニーズがなければ成り立たない話ではあるので、こちらを読んでいただいて関心を抱いていただいた方はぜひお問い合わせいただければ幸いです。

④アトツギ向けのプログラムにより多く関わる

昨年は大分県や佐世保市等でのアトツギ向けプログラムの講師やメンターなどにも携わらせていただきましたが、その中で感じたのはベンチャー/スタートアップにおける新規事業開発の知見を持つ支援者がアトツギ向けにはまだまだ少ない、という事です。

一般社団法人ベンチャー型事業承継をはじめとしたアトツギにフォーカスされる方々の尽力にて、各地でアトツギに向けた各種プログラムは開催が増えてきていますが、そこに支援者として関わる人たちは、まだまだ必要な数としては圧倒的に足りていないように見受けられます(一方で、プログラム参加者自体の増加も大きくはありませんが…)。

また、サポートする側も複業のことも多く、結果的にサポートが望ましいタイミングでは必ずしも実施できない、というケースも。(平日夜間での1on1にならざるを得なかったり)
いたずらに支援者側が多くなればよい、という話でもありませんが、今のままでは早晩限界が来るのではという事も感じており、新たな形なりを模索することには関与していきたいと考える次第です。

取り組みに向けて

これらの取り組み、どれ一つとして私一人の力では成し遂げられないですし、私自身のリソースも有限であることから、ご協力いただける方がいらっしゃいましたらお声がけいただければ嬉しいです。

ちなみに、現在の本業であり週4の非常勤となっている北九州市外郭団体との雇用契約は今年度いっぱい(3月末まで)となっていますが、こちらはこちらで何がしかの形で今後もリソースを提供できないか調整中です。
上記の方向性を進めつつ、現在の本業においては今後に向けたバトンタッチをどう進めていくか、これまで以上に挑戦的な一年になりそうです。

最後に、最近お会いした方などにも私自身の活動を一覧していただくためのホームページを作成しました。活動実績等も記載しておりますので、ご興味のある方はご覧いただければ幸いです。

https://aitwo.jimdosite.com/

ホームページの制作においては、北九州市内の経営コンサルティング会社、VIコンサルティング株式会社様のサービス「ワラルー」を活用させていただきました。

取材等は元々の知人でもある、Webライター/写真家のかやはらさんにご対応いただき、細かな点までいろいろご教示いただきとても満足しております。ホームページ制作についてご興味のある方は上記リンクからお問合せされてみてくださいませ。

何やらホームページ制作の宣伝で締めることになってしまいましたが(笑)、皆さま、今年も何卒よろしくお願いいたします。

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糸川郁己
いただいたサポートは、地域の課題をITの力で解決するITコミュニティ「Code for Kitakysuhu」の活動や、北九州市内のテイクアウト情報を提供するサービス「北九州テイクアウトマップ」の運営に充てさせていただきます。