#182 みずうみはいいな
散歩で久しぶりに訪れた公園の人工池で、カヌー体験教室で沢山の親子が湖上で繰り出す”オールの共同作業”を眺ながら思ったこと。
みずがあるのは、みずうみ?
しおみずがあるのが、しおうみ?
さざなみしかないのが、みずうみ?
あらなみがおきるのが、あらうみ?
なめらかにすべるのが、みずうみ?
いどみつづけるのが、このよのうみ?
みずうみはいいな。じしんをつけさせてくれる
みずうみはいいな。きしにかこまれやさしさがまもってくれる
人生で二度のカヌー試乗体験
海のない県で生まれ育った私は、船というものにあまり乗ったことがありません。カヌーは人生で二度しか遊んだことがありません。一度目は、今日の様な波がない湖。二度目は、波が少しある海岸沿いの海。運動が苦手な私は、櫂(かい)を水面に入れる角度が安定せず、リズムがドタバタして、まっすぐ進まず、いかにも初心者という姿でした。スキーも本で読んでから雪面に立つと、やはり思う様に滑れない私ですから、水の上も同様でした。でも楽しかったなー、カヌー。波がない湖は、初心者には優しかったし、少しの波があった海岸沿いも、自分が”海賊”になった気分で、世界の荒波をくぐり抜けた海の男気分を錯覚して楽しんでました(私は、単純な人です。笑)
太陽の下での言葉
新型コロナ禍で、色々な場面でみんなが我慢している中、久しぶりに小さな子どもが大人と大きな声を出して楽しそうにしているのを見て、こちらも楽しくなりました。やはり屋外の日差しの下で、心からの声を思い切り出すのは健康に良い気がします。それを見ているこちらも健康になった気になれます。
オールの動き
岸から遠くの親子の会話は、はっきりと聞こえません。でも見ていると、なんとなくわかります。前後に並んだ二人の櫂の動きを見ていると、その様子がなんとなくわかります。バラバラな船、ぴったりな船、お父さんだけ漕ぐ船、子供に合わせてお父さんが一緒に漕ぐ船、、、。色々でした。共通しているのは、どの船も笑い声が聞こえていたこと。
波静かな湖で、船の漕ぎ方を楽しみながら覚えた子どもたち。将来、時には大波が来る人生の海原にこぎ出しても、揺れを楽しみながら人生を楽しんでくれたら良いなと思った日曜日でした。