#224 恐竜の子どもの化石が見つからない理由 お気に入りのTED talk(13)
前回の「日本画に影がない理由」は,「見えるはずのものが無い」話でした.今回は,「無いはずのものが見える」話です.
人間の思い込み
日本語字幕もあるので,この化石発掘時の科学者の命名に関する取り組み,面白く見ることができます.「形が違えば,それは違う種類」というのは,人間の勝手な思い込みです.昆虫のように幼体から成体に変態する生き物の方が多分世の中多いのに,「全部我々人類と同じように成長する」と思い込むことで,見かけが異なる子供の化石全てに一つ一つ違う名前を付け続けた結果,どの恐竜にも子どもの化石が見当たらないという不思議な事実が過去何十年も続いていたそうです.面白いエピソードです.
そういえば,うちの子どもが小学生の頃,福井県立恐竜博物館に家族旅行したら,とても面白がり大興奮してました(私も(笑)).あの化石の名前,今は変更されたのか気になりました.いつか機会があれば,博物館にT-Rexをまた観に行きたいものです.お土産ショップで買った恐竜のネクタイ,お気に入りのネクタイのベスト1でした.
TED Talkでの講演者の話術には,いつも感心します.このスピーチも,最初と最後がちゃんとつながっていて,落語のオチのようにしっかりクスっときます.流石,世界一流の仕事を成し遂げた人たちは違うなと思う動画シリーズです.