2021年6月の記事一覧
その18 キャクストンとハマスホイと殺人出産とスマホ脳
最近読んで、良かったもの。全然関連性がない4冊だけどどことなく音が似ている気がして並べてみました。
『キャクストン私設図書館』(ジョン・コナリー)は中短編4作が収録されていて、どれもどこか分かりにくかったり、盛り上がりの薄いままあっさりと終わってしまったりしたのだけど、不思議とじんわり何かが残る読後感だった。それをふまえた訳者あとがきがとても良かった。コナリーの作品はジャンル分けが難しく、ま
最近読んで、良かったもの。全然関連性がない4冊だけどどことなく音が似ている気がして並べてみました。
『キャクストン私設図書館』(ジョン・コナリー)は中短編4作が収録されていて、どれもどこか分かりにくかったり、盛り上がりの薄いままあっさりと終わってしまったりしたのだけど、不思議とじんわり何かが残る読後感だった。それをふまえた訳者あとがきがとても良かった。コナリーの作品はジャンル分けが難しく、ま