感情の揺れ動くさまを文字に乗せたい
noteにコンスタントに記事があげられるようになり、最近思うのが、もっとこのどうしょうもない感情をそのまま文章にしたい、ということ。
毎日を生きていると、「なんだろうこと気持ち」とか「感動したけど思うところあるとか」「なんかモヤモヤする」とか、いろんな感情が巡っていく。
嬉しい、ひとつとっても、そこに達するまでの気持ちや背景があったり。
何が言いたいかというと、感情って忙しいよね、って話で。その忙しく揺れ動く気持ちを、文章で伝えられるようになりたいなと思う。
淡々と事実を伝えているようで、揺れ動きも感じる。そんな風に。
私がここ十年近く、ずっと好きなのがジェーン・スーさんの『貴様いつまで女子でいるつもりだ問題』に収録されている「女友達がピットインしてきました」というエッセイ。
失恋してお別れしてきた友人への想いを、優しく語りかけるように書いているのだが、書き手の心の揺らぎやそこに込められたエールの気持ちが手に取るように文字から溢れ出す。
初めて読んだとき、私も付き合っていた人に突然別れを告げられた直後で、スーさんの友人に対する優しさが、自分にも向けられているように感じた。めちゃくちゃ泣いた。
すこし時間がかかったけど、それから私は立ち直ったし、その後すぐに人生の転換期がやってきたわけだけど、それでもずっとずっと、あのエッセイは定期的に読み返す。
あんなふうに文字に心の揺れを乗せられたらいいな。
今年はそれを目標にたくさん書いていきたい。