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6歳鉄オタの息子がはじめて作った絵本は、私が愛してやまない京王線のお話だった

子どもの英語教育も、こどもちゃれんじも、ことごとく失敗している私。

でも、今のところ子どもたちを鉄道オタクに育て上げることに成功している。私が何か努力したわけではなく、もうこれはDNAと環境そのものだと思っている。

というのも、私の父は学生時代に鉄道研究会に入っていたほど筋金入りの鉄道好きで、私が子ども頃から家で9ミリを走らせたり、家族で鉄道関連イベントに出かけたりするのが普通だった。

気づけば、私も兄も弟もわりと鉄道好きな大人になった。そんな家庭で生まれ育った私が男児を育てているので、気づいたら電車グッズに囲まれ、気付いた子どもたちも電車好きになっていた。

子どもたちは6歳と4歳になった今も、電車の図鑑を読み、大人向けの電車の本にも手を出し、いつも電車の話をしている。

・・・

先日、長男がインフルエンザで休んだ。もう元気にはなっていたけど出校停止。私がリモートで仕事をしている横で遊んでいた。

突然「紙ちょうだい」「あとホチキス」「ペン!」と言い出す。はいはい、と仕事で使っていた裏紙やその辺に置いてあったホチキスとペンを渡した。

ガシャッガシャ、サッサッサッサッなど、何かやっていらようだったが、私も仕事していたのであまり気に留めていなかった。

すると、「できたー!見てー!」とこえがかかり、「はいはい、ちょっと待ってね」と手を止めて振り返ると…

そこには予想を遥かに超えた完成品が…!

絵本が完成している!!しかも、ホチキスで製本済み!

電車愛が爆発している。少し前までひらがなで苦戦していた男が。音読が嫌で泣いていた男が。自分で物語を書く日が来るとは…!

しかも、私が子どものころから慣れ親しみ、今も大好きな京王線。東京に帰るたび京王線乗せていたら、今や長男は毎回全車種を乗ろうと駅でまったり、目的なく京王線に乗ることが好きになってしまったほど。路線図も半分くらいは覚えている。

「しんじゅく」が「しんじょく」になってるけど、全然気にならないよ。これを作ろうと自分で考えて、その頭の中のイメージを形にできたのだから。それだけで、すごいことだよ。

私は心の中でこの言葉にしきれない感動をじっくり1人で味わった。こんな感動をくれてありがとう!

そして、最後にみずから作者紹介しているところも、またいい。 

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くわしく聞くと『でんしゃはうたう』という絵本が学校にあるらしい。そのストーリーが好きでそのタイトルを使ったそう。

でも、内容は京王線の8000系が主人公の『はしれ けいたくん』をオマージュ。

彼の中にさまざまなアイディアや電車への想いがあるんだろう。その頭の中や心の中をどんどんアウトプットして欲しいし、私も一緒にアウトプットせねば!!と誓った。

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