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元彼に言われた「キラキラは、君らしくない」。今はネイルがキラキラで毎日幸せだ

今年の目標のひとつ「ジェルネイルをする」を1月からずっと継続できていて、気づけば10ヶ月たった。

最初は「シンプルに……」なんてお願いしていたのに、10ヶ月経った今、「もっとキラキラのやつないですか?!」得意気味にネイリストさんにお願いしている私がいる。

ようは、テンション上がるんです!!自分の爪がキラキラしていると。

これは今現在のネイル

そこで思い出したのがもう15年くらい前に付き合っていた人に言われたこと。

私は元々、洋服でもバッグでも、シンプルなものを選びがちだ。そういうタイプの人間なので、当時の私は、柄物や色物も着ていたけど、流石にシルバーとかラメとかそんな類のものには手が出せなかった。

でもいいなぁと思っていたものがあった。ツモリチサトの財布だ。キラキラの。

完全に同じものではないのだが、下記リンクのデザイがベースになっているものだった。

改めて見ると、黒ベースで、そんなにすごくキラキラでもない。でも実物はそれなりにキラキラで私にとっては新しい世界だった。

パッチワークになっている丸の部分のキラキラがそれぞれ違って、それが更にかわいい。

ツモリチサトといえば、「可愛さやセクシーさが共存した、着ていて幸せになるような『大人のファンタジー』」をコンセプトとしているだけあって、大人でも楽しめるガーリーだけどガーリー過ぎない世界観が持ち味。

キラキラなアイテムをあまり持たない私にとって、デイリーで使う財布をキラキラにするのはそれなりに勇気がいることだった。

でもどこかで「キラキラいいよねぇ」と思っている私がずっといたのも事実。それで思い切って、その財布を買った。

後日、新しい財布を見た当時の彼氏はこう私に言い放った。

「なんか、らしくないね。全然違う。」

言われた瞬間「こいつ、何てこと言うんだ」と思った。私が好きで買ったものを「らしくない」一言で片付けてきた。

腹は立ったけど、だからって自分がいいと思って買ったものを誰かにどうこう言われる筋合いはないから無視した。

「いや、わたしこれ好きだし」と一言だけ返して。

使ってみると、やっぱりテンションがあがった。バッグの中をゴソゴソ探して、このキラキラした財布を見つけると、嬉しかった。

ふと財布を眺めているだけで、「やっぱり買ってよかったなぁ」と実感した。

控えめに言っても、キラキラは最高だった。

程なくして、その彼氏ともお別れをしたけれど、それからはキラキラの小さなバッグを買ったり、シルバーでギラギラなノートを買ったり、時々はキラキラを取り入れた。

もう「らしくない」なんて言ってくる人はいない。最高だ。せっかく欲しくて買ったのに、人にどうこう言われるなんて。

ひとの「らしさ」なんて、見る人によって違うわけで、ひとつの側面でその人らしさを決めつけられてはたまらない。

それから15年ほどが経った今、爪をキラキラにして、毎日キーボードを叩くたび自分の爪にうっとりしている私がいる。

そして息子達が「つめ、かわいいね」と言ってくれる。

私はキラキラが好き。それでいい。

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