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AITACがInteropTokyo(ShowNet)と連携した模様がウェブメディアに掲載されました

【国内最大級のICTイベント「INTEROP」と「AITAC」が連携。ますます重要となる次世代"ITアーキテクト人材"の育成が本格始動】と題して、ウェブメディア『Finders』に、記事が掲載されました。

カリキュラム委員長を務める、東京大学大学院 情報理工学系研究科教授の関谷勇司氏による、InteropやAITAC、そしてInterop(ShowNet)とAITACの関係性などを解説するインタビューのほか、AITACの推薦を受けてSTMとして活躍した講座修了生2名のインタビューの模様も掲載されています。

ここではその一部をお見せします。

2週間で会場に大規模ネットワーク環境を構築する「ShowNet」プロジェクト

1994年から開催が続いている、国内最大級のインターネットテクノロジーイベント「Interop Tokyo」。

29回目を迎えた本年は、6月15日~17日にリアルイベントとして幕張メッセで開催。(6月20日~7月1日にオンラインでも開催)

Interopが他の展示会・カンファレンスイベントと大きく異なるのは、出展社から提供された1500台以上、総額にして数十億円分にもなる最新製品・サービスを用いて、約400名ものトップエンジニアたちがボランティアで参加し、たった2週間で会場にネットワーク環境を構築し完全撤収まで行う一大プロジェクト「ShowNet」を開催初回から継続していることだ(ちなみにInterop自体は世界各国で開催されているが、ShowNetを現在も継続しているのは日本だけだという)。

ShowNetブースでは使用している最新機器や技術的な見どころの紹介や、NOCメンバーが最新技術トレンドも交えて直接解説してくれるウォーキングツアー(有料)も実施している
ウォーキングツアーでのレクチャーより。ShowNetでは世界初・日本初展示といった機器も多数投入されており、「こうした最新機器に触れることができる」のは運営メンバーとして携わる大きなメリットだという

ShowNetの環境構築を担っているのは、産学双方のベテランエンジニアで構成されるNOC(Network Operation Center)チームと、若手社会人や学生・大学院生などで構成されるボランティアメンバーのSTM(ShowNet Team Member)に分かれている。STMは毎年公募を行っており、本年は39名の採用に対し約100名の応募があったという。

「アーキテクト人材」の育成をさらに強化すべくAITACとShowNetが連携

このShowNetにおいて、本年から新しい取り組みが始まった。

ネットワークエンジニアリングにおける最新技術とハード特性を理解し、IT技術導入の設計・融合を指揮できる高度な「ITアーキテクト人材」の育成を目的として、2017年に企業・大学が協働して誕生した「一般社団法人高度ITアーキテクト育成協議会(通称AITAC)」が、講座修了生2名をSTMに推薦・派遣したのだ。

これだけ聞くと「教育団体がプロモーションも兼ねて交流プログラムを作ったのか」と思われてしまうかもしれないが、実態はShowNetの理念をより広く実践するためのプログラム拡充と言える内容である。

AITACがどのような理念で設立され、何を実践しているのかは、2020年に掲載されたこの記事で詳しく書いているので読んでいただきたいが、ShowNetとしては「できるだけ多くの人に参加してもらいたいが、実作業時間が短いので多少のネットワークエンジニアリング知識や実践経験は持っていてほしい」という希望があり、一方でAITACはアーキテクト人材育成のための実践の場が多ければ多いほど好ましい。まさに両者ともWin-Winの取り組みなのだ。

また今年からSTMに選ばれたメンバーは全員、AITACのラーニングプログラムを無料で受講できるようにするなどの対応も行った。事前学習をすることでShowNet本番に向けた学び直しと不安の解消に一役買っている。

今回の取り組みの目的については、AITACでカリキュラム委員長を務める、東京大学大学院 情報理工学系研究科教授の関谷勇司氏のインタビュー動画も公開されているので、こちらもぜひご覧いただきたい。

・・・つづきは、Finders記事へ

関谷勇司氏のインタビュー動画はコチラ
 → https://youtu.be/lZqRsF685AY
AITAC推薦STMメンバー 江戸麻人氏のインタビュー動画はコチラ
 → https://youtu.be/cQmF5iPWvlU
AITAC推薦STMメンバー 深川祐太氏のインタビュー動画はコチラ
 → https://youtu.be/KNEjk7RBwME

記事出典:Finders

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