UXリサーチについて議論白熱!mercari UX BIG BANGに参加してきました。
はじめまして。ProgateでUI/UXデザイナーをしているくろみやあいと申します。今回、初noteです。
先週になりますが、mercari UX BIG BANGに参加してきましたので、聞いたお話をレポートいたします。交流会のイベントでしたので、私が交流会の中で聞かせてもらった内容をまとめさせていただきます。私のメモを共有という形で、あたたかく見てもらえましたら幸いです!
mercari UX BIG BANGとは
UX BIG BANGはUXリサーチに関わる業務をしている人々のためのイベントです。参加者の方はUXリサーチ経験者が対象なこともありましたが、UXリサーチャーからマーケター、UI・UXデザイナーまで幅広くいらっしゃいました。最初のトークセッションのあと、各5〜8人のテーブルに分かれて経験をシェアしながら深掘りして議論するという形のイベントでした!トークセッションの部分は
そもそもUXリサーチとはどんなものなの?
「UXリサーチ」という言葉はあるものの、会社によって行っている業務はさまざま。しかし共通しているのは、下記の意見でした。
まず仮説が用意されていて、仮説を明らかにして結論を出すために行うもの。
では何ができたら「UXリサーチャー」と言えるのか?
導きたい答えを誘導するのではなく、本当にユーザーが考えていることを引き出してあげられる人。どうしても仮説が正しいという方向に持っていきたくなってしまう。そうではなくてきちんとユーザー本位にたって、正しく引き出すことが重要です。
では具体的にどうやって行っているのか?
じゃあみなさん具体的にどうやってUXリサーチしてるんでしょうか?諸々の議論のなかでなるほど、と思った意見は下記のとおり。
機能の検証的なリサーチなら定量で調査、探索的なリサーチなら定性で調査。検証的なリサーチだと出してしまった方が早いときも多いので、実際には事前リサーチしないことも多いです。探索的なリサーチだと、サービス内にてオープンに募集をかけたりなどします。ただ、そもそもセグメントやクラスタすら何もわからない状況の探索的なリサーチでは一旦社内リサーチをするのがよいと思いますね。
影響範囲が大きなところはリリース前にユーザビリティテストをしっかり行う。影響範囲が小さければ出してしまった後で決めた方がよいですね。
メルペイ社では週に4人ずつ、100人以上を行った。調査会社に委託して、人を集めてました。しかしグロース段階に入ってくると、調査会社で集めるユーザーではデータが取れず意味をなさなくなってきたため、最近ではデータをみて、調査したいクラスタの人へ直接メールを送るなどしてユーザーインタビューを行っています。
UXリサーチ・UXデザインを社内に取り入れるためにどうしたらいいんですか?
とはいえ、UXリサーチ・UXデザインの習慣すら社内にない方もちらほら。その中でどうしたら取り入れられるのかででた意見です。
UXの土台が何もないのであれば、ユーザビリティテストが一番簡単で、取り入れやすいかも。デプスインタビューなどは設計や導き方など負荷が大きいので。
(リリースしたらリリースしっぱなしになってしまうんです!という質問に対して)UXリサーチのやる気があるのに習慣が社内にないのであれば、最初からスケジュール自体に組み込むことが必要。2週間後に行うことを最初から決めておけば、自ずと行うと思います。
おまけ:そもそもUXって?
これはまさしく本質だなとおもったのはメルペイのUXリサーチャーの方のご意見。
「UX」はマインドセットであって全員にあるもの
UXデザイナーという肩書きはなく、全員でUXを考える体制になっているそう。
(どなたからお話いただいたかどうか、書きたいのですが全てをメモしていた場合ではないので、割愛させていただきます。。!問題あれば、加筆修正・削除しますので、問題あればこっそり教えていただけたらうれしいです!)
UXリサーチを勉強しはじめの方、社内に取り入れたいけどどうしたらいいかわからない方の少しでもお力になれたら幸いです!
ありがとうございました!