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火の超能力者【作成の裏側】
こちらでは小説作成の裏側について解説しています。ネタバレなので、まずは『1分』本編をご覧いただけますと幸いです。
まだ、ショートショート『火の超能力者』を読んでいない方は是非ご覧ください
作成時利用したchatGPT はこちらor一番下へ
炎の超能力者でいうと、エースやナツ、ロイ・マスタングと軽く考えるだけでも超かっこいいキャラばかりです。なよなよしいキャラはリ・ボーンのツナくらいでしょうか?(それでも炎出てるときはかっこいいです)
なのですが、現実問題、漫画の世界以外では中々使い道が無い能力ですよね。GPTsなんて、最初は犯罪者扱いにする物語を書いてきました。
そんな能力を得るなら、せめて冷やす能力で氷作れるとかの方がいいわ。とか言いそうなところを、マジシャンやYouTuberなら使い道があったかもよ?という示唆で終わるのが今回のオチです。
不幸んはせず、別にサラリーマンでも決して悪くない中、そんな道もあったかも?という終わり方にこだわりました。
アイシールド21の蛭魔妖一が言う、『あるもので最強の闘い方を探る』という考え方が私も好きです。
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以上裏側でした。『ニヤッ』となった方は💛とフォローおねがいします!
では、次のショートショートをお楽しみください♪
【GPTsのやりとり】
ある日現代で炎の超能力に目覚めたっていう話からオチ考えてくれる?
ChatGPT:
「炎のN氏」
N氏は平凡なサラリーマンだった。目覚まし時計が鳴り、会社に遅刻しそうになり、満員電車に揺られる。そんな退屈な日々を過ごしていた。しかし、ある朝、目が覚めると指先から炎が出ていた。
「……夢か?」
いや、夢ではない。指を動かすたびに、小さな炎が揺れる。試しに紙を近づけると、一瞬で燃えた。N氏は焦った。いや、炎だけに“焦げた”というべきか。
出社前にパニックになりながらも、N氏は「もしかしてヒーローになれるのでは?」と淡い期待を抱いた。思い切って近所の公園で手から炎を飛ばす練習をしてみたが、案の定、通報された。
「すみません!違うんです!これは才能で!」
駆けつけた警察官はN氏を見るなり即座に叫んだ。
「放火魔だ!囲め!」
N氏は必死に逃げた。しかし逃げる途中、驚いた猫が飛び出し、それを避けようと転んだ弾みで、近くのラーメン屋の暖簾に炎が引火した。ラーメン屋は盛大に燃え上がった。
当然、N氏は逮捕された。
取調室でN氏は言い訳した。
「違うんです!僕はただ、超能力に目覚めただけで……」
刑事は冷たく告げた。
「ふざけるな。超能力なんてあるわけないだろ」
N氏の手は手錠でがっちり拘束されていた。その瞬間、彼は思った。
(ああ、ヒーローどころか、ただの犯罪者になってしまった……)
その後、裁判で「精神鑑定を要する」と判断され、N氏は特殊能力を証明するための実験に回されることになった。しかし、なぜか公的な場では一切炎が出なかった。
「……でないんです……本当なんです……」
こうしてN氏はただの妄想癖のある男として、医療機関に収容された。
なお、彼の力はストレスが限界に達した時だけ発現することが後に判明したが、その時にはもう、彼は静かに療養施設の隅で白い壁を眺める生活を送っていた。
――炎の超能力者、N氏。彼が世に出ることは二度となかった。
あなた:
いや、なんか悲しすぎるな。
ChatGPT:
じゃあ、もうちょいコミカルで皮肉の効いた感じにしようか。
「炎のN氏、バイト探しをする」
N氏は、ごく平凡なサラリーマンだった。だがある日、目覚めると指先から炎が出ていた。
「え、えぇ……?」
試しに手を振ると、ボッと炎が揺れる。驚きながらも、N氏は思った。
(これ、もしかしてすごい才能なのでは?)
だが、すぐに問題に気づいた。会社に行けない。スーツが燃える。電車に乗れば、満員の車内で阿鼻叫喚の地獄絵図になるだろう。
仕方なく会社を辞め、超能力を活かした職業に転職することにした。
バイト探し開始!
まずN氏は「火力が活かせる仕事」として焼き鳥屋に面接を受けた。
「はい、じゃあ炭火の準備お願いね」
「いや、炭いらないですよ。僕の手から火が出ますんで」
店長は目を輝かせた。
「まじで!?じゃあ、ちょっと試してみて!」
N氏は手をかざし、炎を出した。焼き鳥が一瞬で真っ黒になった。
「え、焦げたんですけど」
「ちょっと火力が強すぎるみたいで……」
「ダメじゃん」
不採用。
次に、N氏はピザ屋に応募した。窯の前で働けば完璧だ。
「すみません、ピザ職人の募集を見て来ました!」
「お、いいね!経験は?」
「ないですけど、手から炎が出せるんです!」
「……?」
実演してみたところ、またしても火力が強すぎてピザが即炭になった。
「ちょっと火の調整とかできないの?」
「すみません、まだコントロールが……」
不採用。
続いて、N氏は消防署の募集を見た。
(これだ!消火よりも火を扱うプロの方が大事だろう!)
だが面接官に
「君が出した火で火事が増えそうなんだけど?」
と言われ、門前払い。
N氏、起業する
こうなったらもう、働く側ではなく雇う側になるしかない。N氏は「N’s 焼肉屋」を開業した。
「炭を使わず、100%エコな人間バーナーの店!」
とアピールした結果、一部の好事家が殺到した。しかし、N氏がくしゃみをするたびに肉が炎上し、客が怖がって逃げるため、3か月で閉店。
最終的にN氏は、YouTuberになった。
「炎の男が本気でラーメンを作る!」
「手から炎を出してどこまで焼肉を食えるかやってみた」
「【実験】火災報知器、何秒で反応する?」
こうした動画がバズり、気づけば広告収入だけで悠々自適な生活を送ることになった。
――超能力に目覚め、普通の会社員から転落したN氏。だが、現代社会では「ネタになる」ことこそが最強のスキルだったのだ。
そして彼のチャンネル登録者数は100万人を超えた。
「人生、何が成功かわからんなぁ!」
N氏は笑いながら、今日も自分の手で焼いたステーキを頬張った。
あなた:
いいね。火が強すぎてくびになるだけだとパターンがないから、持久力が無かったりとパターン増やして
ChatGPT:
「炎のN氏、職を求めて三千里」
ある朝、N氏は気づいた。
「指から……炎が……!?」
まさかの超能力開花。しかし、普通の会社員生活に炎の超能力は不要どころか危険極まりない。
「すみません、辞めます」
スーツを着るだけで袖が燃えるため、N氏は泣く泣く退職。だが、超能力を活かせる仕事に転職すればいいだけの話だ。N氏は「火を使う職業」を検索し、意気揚々とバイト探しを始めた。
【第一の挑戦:焼き鳥屋】
焼き場担当として面接に臨んだN氏。
「火なら得意です!炭を使わず、僕の手だけで焼けます!」
「おお、それはコスト削減になるな!やってみろ!」
意気揚々と手から炎を出した。
ボッ!!!
「ギャー!!」
焼き鳥は一瞬で燃えカスに。周りの壁にも燃え移り、店主が必死に消火活動をする。
「……君、火力調整できないの?」
「すみません……まだコントロールが……」
不採用。
【第二の挑戦:鉄板焼き屋】
「鉄板なら火力があっても問題ないはず!」
そう思い面接へ。シェフが言った。
「じゃあ、試しにこのステーキ焼いてみて」
「任せてください!」
N氏は手から炎を出し、鉄板を熱した。
しかし、1分後──
フッ……
「え?」
炎、消える。
「すみません、スタミナ切れました」
N氏の炎は短時間しか持たないことが判明。
「……君、たった1分でガス欠?」
「はい……」
「ダメだこりゃ」
不採用。
【第三の挑戦:消防士】
「いっそ火を消す側になれば?」
そう思い消防士の面接を受けた。面接官が訊く。
「君、どのくらいの火が出せるの?」
「このくらいです!」
ボッ!
面接室の壁が焦げた。
「……君、敵では?」
不採用。
【第四の挑戦:火起こし職人】
「原始的な仕事ならいけるかも!」
アウトドア用品店の「焚き火指導スタッフ」に応募。面接で実技試験があった。
「よし、薪に火をつけてみて」
「余裕です!」
N氏、手から炎を出す。
が、5秒後──
ドバァン!!!
乾燥しすぎた薪が一気に燃え上がり、店の裏庭が大火事に。
「オーバーキルだよ!!」
不採用。
【第五の挑戦:ピザ職人】
「ピザ窯の火力なら、俺でもいける!」
満を持してピザ屋に応募。オーナーは期待の目を向けた。
「君の炎が安定していれば、ガス代削減になるかもな!」
「はい!やってみます!」
N氏、ピザ窯に手をかざす。
ボッ!!
強すぎる火力でピザが炭化。
「お、おい!火を弱めろ!」
「すみません、調整が……」
「じゃあ、一旦火を止めて!」
「そ、それが……」
「ん?」
「消し方がわかりません……!!」
ゴォォォォォ……
ピザ窯、過熱しすぎて爆発。
不採用。
【最終手段:起業】
こうなったら自分でビジネスをするしかない。N氏は「N’s 炎焼き屋」をオープン。
「炭を使わない、完全手動の焼肉店!」
オープン初日は大盛況。しかし──
「すみません、スタミナ切れたんで休憩します」
「は!?肉焼いてよ!」
「もうムリです、10分休ませてください」
「その間、肉どうすんだよ!」
持久力不足のせいで、客が激怒。
さらに、N氏がくしゃみをすると、店全体がファイヤーショー状態になり、消防車が呼ばれる事態に。
開店3日目、保健所から「危険すぎる」と営業停止処分を受ける。
【そして伝説へ】
もはや就職は無理と悟ったN氏、ついにYouTuberに転身。
「手から炎を出せる男、N氏の挑戦!」
「焼肉を何秒で焼きすぎるかやってみた!」
「【検証】ガスコンロ vs 俺、どっちが早い?」
次々とバズり、あっという間に登録者数100万人突破。
炎の超能力を活かした就職には失敗したが、世間の求めるものは「働く能力」ではなく「面白さ」だった。
N氏は今日も手から炎を出しながら、再生回数を稼いでいる。
「結局、火力よりバズ力が大事ってことか!」
そう言って、彼はまた新たな動画を撮影するのだった。
あなた:
章立てを辞めて辞令を減らそう。消防士とピザ屋は要らないわ
ChatGPT:
N氏はその日、指先から炎が出ていることに気づいた。
「……夢か?」
だが、夢ではない。布団がじわじわと焦げている。慌てて手を引っ込めたが、炎はまだ指先で揺れていた。試しにティッシュを近づけると、一瞬で燃え尽きた。
「えぇ……」
驚きつつも、N氏は思った。これは才能ではないか?会社勤めなんてやめて、もっと火を活かせる仕事に就くべきでは?
こうして彼の転職活動が始まった。
まず焼き鳥屋の面接を受けた。
「炭いらずでコスト削減!即戦力になります!」
店長が興味を示し、試しに焼かせてもらうことになった。N氏は手をかざし、炎を出す。
ボッ!
串は一瞬で黒焦げになった。
「……え?」
「すみません、火力調整が……」
「ダメだろそれ」
不採用。
次に鉄板焼き屋へ向かった。鉄板なら多少火力が強くても問題ないはずだった。
「じゃあ、ステーキ焼いてみて」
N氏は手から炎を放ち、鉄板を熱した。しかし1分後──
フッ……
炎が消えた。
「え?」
「すみません、燃料切れました」
「お前、スタミナなさすぎだろ」
不採用。
さらにアウトドア用品店の「火起こしスタッフ」に応募した。今度こそ完璧な適職だと確信した。
「じゃあ、この薪に火をつけてみて」
「任せてください!」
N氏は手から炎を出す。すると──
ドバァン!!
薪が一瞬で燃え上がり、爆発的な勢いで火の手が上がった。
「オーバーキルすぎる!!」
不採用。
こうなったら自分で商売を始めるしかない。N氏は「N’s 炎焼き屋」を開業した。炭を使わないエコな焼肉屋だ。オープン初日、客が詰めかけた。
「すみません、スタミナ切れたんで10分休憩します」
「は?肉は?」
「もう火が出ません……」
仕方なく客は生肉を眺めながら待つことになった。さらにN氏がくしゃみをすると、店内の肉すべてに一斉に火がついた。阿鼻叫喚の大惨事となり、消防車が呼ばれた。
3日後、保健所の指導により営業停止。
こうしてN氏の転職活動は失敗に終わった。だが、彼の炎は予想外の場所で活躍することになる。試しに撮影した「手から炎を出せる男の挑戦!」という動画がバズり、一夜にして人気YouTuberとなったのだ。
「焼肉屋より、こっちのほうが儲かるな……」
超能力は仕事にならなかったが、ネタにはなった。N氏は今日もカメラの前で手から炎を出し、再生回数を稼いでいる。
あなた:
能力があっても活かせなきゃ駄目だよねっていうオチにしたいから、最後は諦めて会社員を目指すn氏にしよう。 大人になった後にタバコを吸いながら、炎のYouTuberが流行ってると聞くというシーンで終わりたい
ChatGPT:
N氏はその日、指先から炎が出ていることに気づいた。
「……は?」
寝ぼけ眼をこすっても、炎は消えない。むしろ、指を動かすたびにゆらゆらと揺れている。試しにティッシュを近づけると、一瞬で燃え尽きた。
「やばいやばいやばい!」
慌てて布団を払い、消火を試みるが、どうやっても炎は止まらない。
だが、落ち着いて考えれば、これは才能ではないか?会社勤めなんてやめて、この能力を活かした仕事に就くべきでは?
N氏は即座に退職届を出し、「火を使う職業」に転職することにした。
まず焼き鳥屋の面接を受けた。
「炭いらずでコスト削減!即戦力になります!」
店長は興味を示し、試しに焼かせてもらうことになった。N氏は手をかざし、炎を出す。
ボッ!
串は一瞬で黒焦げになった。
「……え?」
「すみません、火力調整が……」
「ダメだろそれ」
不採用。
次に鉄板焼き屋へ向かった。鉄板なら多少火力が強くても問題ないはずだった。
「じゃあ、ステーキ焼いてみて」
N氏は手から炎を放ち、鉄板を熱した。しかし1分後──
フッ……
炎が消えた。
「え?」
「すみません、燃料切れました」
「お前、スタミナなさすぎだろ」
不採用。
さらにアウトドア用品店の「火起こしスタッフ」に応募した。今度こそ完璧な適職だと確信した。
「じゃあ、この薪に火をつけてみて」
「任せてください!」
N氏は手から炎を出す。すると──
ドバァン!!
薪が一瞬で燃え上がり、爆発的な勢いで火の手が上がった。
「オーバーキルすぎる!!」
不採用。
こうなったら自分で商売を始めるしかない。N氏は「N’s 炎焼き屋」を開業した。炭を使わないエコな焼肉屋だ。オープン初日、客が詰めかけた。
「すみません、スタミナ切れたんで10分休憩します」
「は?肉は?」
「もう火が出ません……」
仕方なく客は生肉を眺めながら待つことになった。さらにN氏がくしゃみをすると、店内の肉すべてに一斉に火がついた。阿鼻叫喚の大惨事となり、消防車が呼ばれた。
3日後、保健所の指導により営業停止。
結局、N氏はすべての挑戦に失敗した。どれほど優れた能力を持っていても、活かせなければ意味がない。
「俺には、この力を制御する才能がなかったってことか……」
N氏は静かにスーツを買い直し、再び会社員を目指すことにした。
ある夜、コンビニの前でタバコに火をつけながら、スマホでニュースを眺めていた。
「炎のYouTuber、登録者数200万人突破!手から火を出せる男の挑戦!」
N氏はぼんやりと煙を吐き出した。
(……俺の時代が早すぎたのか、俺が間違っていたのか)
考えるのはやめた。明日は会社の面接がある。
N氏はタバコの火を指で消し、静かに夜の街へ歩き出した。
あなた:
いいね。アウトドア用品のところをヒーローショーに変えよう。エンタメを派手にできるが子供が怖がって使い物にならない
ChatGPT:
N氏はその日、指先から炎が出ていることに気づいた。
「……は?」
寝ぼけ眼をこすっても、炎は消えない。むしろ、指を動かすたびにゆらゆらと揺れている。試しにティッシュを近づけると、一瞬で燃え尽きた。
「やばいやばいやばい!」
慌てて布団を払い、消火を試みるが、どうやっても炎は止まらない。
だが、落ち着いて考えれば、これは才能ではないか?会社勤めなんてやめて、この能力を活かした仕事に就くべきでは?
N氏は即座に退職届を出し、「火を使う職業」に転職することにした。
まず焼き鳥屋の面接を受けた。
「炭いらずでコスト削減!即戦力になります!」
店長は興味を示し、試しに焼かせてもらうことになった。N氏は手をかざし、炎を出す。
ボッ!
串は一瞬で黒焦げになった。
「……え?」
「すみません、火力調整が……」
「ダメだろそれ」
不採用。
次に鉄板焼き屋へ向かった。鉄板なら多少火力が強くても問題ないはずだった。
「じゃあ、ステーキ焼いてみて」
N氏は手から炎を放ち、鉄板を熱した。しかし1分後──
フッ……
炎が消えた。
「え?」
「すみません、燃料切れました」
「お前、スタミナなさすぎだろ」
不採用。
ならばエンタメ業界はどうだろうか。
N氏はヒーローショーの出演者募集に応募した。悪役の怪人役なら、本物の炎を使った大迫力の演出ができる。採用担当者も「本当に火が出せる?マジ?すごい!」と大喜びだった。
迎えた本番当日。ヒーローと対峙し、N氏は叫んだ。
「くらえ!地獄の業火!!」
ボォォォ!!
炎の柱が吹き上がる。爆発音。熱気。まるで本物の戦闘シーン。会場が静まり返った。
「うわああああああ!!!」
泣き叫ぶ子どもたち。顔を引きつらせるヒーロー役の俳優。呆然とするスタッフ。
「……あれ?」
「怖すぎるわ!!!」
「子ども向けのショーだぞ!?」
「ヒーローより強い怪人がいるか!!」
不採用。
こうなったら自分で商売を始めるしかない。N氏は「N’s 炎焼き屋」を開業した。炭を使わないエコな焼肉屋だ。オープン初日、客が詰めかけた。
「すみません、スタミナ切れたんで10分休憩します」
「は?肉は?」
「もう火が出ません……」
仕方なく客は生肉を眺めながら待つことになった。さらにN氏がくしゃみをすると、店内の肉すべてに一斉に火がついた。阿鼻叫喚の大惨事となり、消防車が呼ばれた。
3日後、保健所の指導により営業停止。
結局、N氏はすべての挑戦に失敗した。どれほど優れた能力を持っていても、活かせなければ意味がない。
「俺には、この力を制御する才能がなかったってことか……」
N氏は静かにスーツを買い直し、再び会社員を目指すことにした。
ある夜、コンビニの前でタバコに火をつけながら、スマホでニュースを眺めていた。
「炎のYouTuber、登録者数200万人突破!手から火を出せる男の挑戦!」
N氏はぼんやりと煙を吐き出した。
(……俺の時代が早すぎたのか、俺が間違っていたのか)
考えるのはやめた。明日は会社の面接がある。
N氏はタバコの火を指で消し、静かに夜の街へ歩き出した。
あなた:
最後のシーンは会社員になって20年後くらいに設定して(もう遅いというくらい)
ChatGPT:
N氏はその日、指先から炎が出ていることに気づいた。
「……は?」
寝ぼけ眼をこすっても、炎は消えない。むしろ、指を動かすたびにゆらゆらと揺れている。試しにティッシュを近づけると、一瞬で燃え尽きた。
「やばいやばいやばい!」
慌てて布団を払い、消火を試みるが、どうやっても炎は止まらない。
だが、落ち着いて考えれば、これは才能ではないか?会社勤めなんてやめて、この能力を活かした仕事に就くべきでは?
N氏は即座に退職届を出し、「火を使う職業」に転職することにした。
まず焼き鳥屋の面接を受けた。
「炭いらずでコスト削減!即戦力になります!」
店長は興味を示し、試しに焼かせてもらうことになった。N氏は手をかざし、炎を出す。
ボッ!
串は一瞬で黒焦げになった。
「……え?」
「すみません、火力調整が……」
「ダメだろそれ」
不採用。
次に鉄板焼き屋へ向かった。鉄板なら多少火力が強くても問題ないはずだった。
「じゃあ、ステーキ焼いてみて」
N氏は手から炎を放ち、鉄板を熱した。しかし1分後──
フッ……
炎が消えた。
「え?」
「すみません、燃料切れました」
「お前、スタミナなさすぎだろ」
不採用。
ならばエンタメ業界はどうだろうか。
N氏はヒーローショーの出演者募集に応募した。悪役の怪人役なら、本物の炎を使った大迫力の演出ができる。採用担当者も「本当に火が出せる?マジ?すごい!」と大喜びだった。
迎えた本番当日。ヒーローと対峙し、N氏は叫んだ。
「くらえ!地獄の業火!!」
ボォォォ!!
炎の柱が吹き上がる。爆発音。熱気。まるで本物の戦闘シーン。会場が静まり返った。
「うわああああああ!!!」
泣き叫ぶ子どもたち。顔を引きつらせるヒーロー役の俳優。呆然とするスタッフ。
「……あれ?」
「怖すぎるわ!!!」
「子ども向けのショーだぞ!?」
「ヒーローより強い怪人がいるか!!」
不採用。
こうなったら自分で商売を始めるしかない。N氏は「N’s 炎焼き屋」を開業した。炭を使わないエコな焼肉屋だ。オープン初日、客が詰めかけた。
「すみません、スタミナ切れたんで10分休憩します」
「は?肉は?」
「もう火が出ません……」
仕方なく客は生肉を眺めながら待つことになった。さらにN氏がくしゃみをすると、店内の肉すべてに一斉に火がついた。阿鼻叫喚の大惨事となり、消防車が呼ばれた。
3日後、保健所の指導により営業停止。
──20年後。
N氏は、会社の喫煙所でタバコに火をつけた。すっかり脂ぎったスーツを着込み、重たい書類を小脇に抱えている。あの日のことは、もう笑い話になっていた。
「超能力?バカバカしい。結局、才能があっても活かせなきゃ意味ないんだよな」
スマホを開くと、ニュースのトレンドに「炎のYouTuber」が載っていた。
「炎のYouTuber、登録者数200万人突破!手から火を出せる男の挑戦!」
タバコの煙を吐き出しながら、N氏はぼんやりと画面を眺める。
(……俺の時代が早すぎたのか、俺が間違っていたのか)
考えるのはやめた。あと5分で会議が始まる。
N氏はタバコの火を指で消し、静かにオフィスへ戻っていった。
いいなと思ったら応援しよう!
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