『スローシャッター』短評〜それぞれのシャッタースピード
はじめまして!
札幌に住んでいる石川 篤といいます。
noteへのこれが初めての投稿となります。
いざ書き出すと思いだけが先走って、文章を書くことは難しいですね。
あらためて言葉を紡ぎ出す方に敬意を表します。
note連載時から楽しく拝読していた田所敦嗣さんの『スローシャッター』が出版されました。
別に自分は何かしたわけでもなく、
毎週末楽しみに読んでいた一人のファンですが、勝手に自分ごとのように嬉しく思っています。
自分のことを振り返ってみると、
誰に命じられたわけでもないのに気ぜわしい毎日を過ごしています。
他人を羨ましく思い、また妬み、時に口には出しませんが心の中で蔑んだり。気分の浮き沈みに一喜一憂しながら日々の暮らしを消費しています。
しかし自分のシャッタースピードは自在に変えることが出来る。もっと自由にスローにシャッタースピードを変え、自分を縛り付ける心の絞りを開放することで今までとは違う関係性を作ることが出来ることが出来るのではないか。
当たり前のことですが世界のどこにも普通の人々が自分のやるべき事を成し、一所懸命に日々を過ごしています。あらためてこの著作を読み感じるものがありました。
いろいろなことがあるけどそれほどコツコツ真面目に仕事をこなす毎日も悪くないよって。
これからは自分の目に映る世界が変化しいくのではないか、人に優しく出来るのではないか。そんな希望を感じさせる本でした。
さあ、自分らしいシャッタースピードを探しに新しい旅に出かけよう。
ヘッダー画像は下記より使用させていただきました。濃密な空気感まで伝わるような素敵な写真です。感謝申し上げます。