【ドバイ万博】ドイツ館🇩🇪/人気No.1の理由はエデュテインメント型
ドバイ万博で最も人気とされているドイツ館。Campus Germanyというコンセプトで、
サステナブルな未来について学校のように学べるパビリオンだ。
学ぶと言っても、身体を使ったりゲームをしたり、めいっぱいの体験を通して学べるのが人気の最大の理由。
大人は学生に戻ったように、子供はアトラクション感覚で楽しめる。
始まりは入学式から
まず自分の名前と国を登録して、首から下げるセンサー入りのカードをもらい、
Campus Germanyに入学するところから始まる。
このカードがあることで、各展示室で展示や体験に自分の名前と居住国が表示され、
例えば日本の再生資源の量は世界と比べてどれくらいか、など教えてくれる仕組みだ。
10万アイデアのボールプール
なんと言っても人気なのが、黄色一色のボールプール!!
入学式を終えると、この真っ黄色なウェルカムホールに案内される。
部屋一面のイエローが映えるのはもちろんのこと、とにかく大人も子供もダイブイン!笑
むしろ大人の方が楽しんでいるといっても過言ではないくらい、この歳になってからのボールプールには恥ずかしながらもテンションが上がる。笑
これらは、アイデアに見立てた10万個のボール。
持続可能な未来に向けて、ドイツはこれからも努力し続けるというメッセージだ。
ボールを1つ選んで近くのスキャナーに乗せると、ドイツの統計に基づくデータ、ドイツのサステナビリティの取り組みや人物についてショートムービーが見られる。
10万種類もあるのは圧巻。
ラボを周るカリキュラム
館内ではエネルギー、未来都市、生物多様性の3つのラボを周って学んでいくカリキュラム式。
ここからは写真とキャプションで紹介↓
注目したいのが、来館者が自身の意見を投票できるところ。ラボを進む途中のゲートに質問が書いてあり、自身の思うゲートへと進む。
質問は持続可能な未来に関するもので、
例えば:
「気候変動に対抗するためには、一致協力するべきだと思うか?」
「より良い未来のために挑むべき問題はサステナビリティだと思うか?」
これまでのカリキュラムを踏まえると、「agree(同意)」を選ばざるを得ない。
とはいえ普段は考えてもいないような重要な問題について、いやでも一瞬立ち止まって考えることができる。
ブランコに乗って卒業式
そして最後のゾーンではブランコに乗って、卒業式を迎える。
これまでラボで通ってきたゲートでの投票結果が集計されており、生徒全員がサステナビリティについて学んだことを表される。
さらに巨大スクリーンに自分の名前も表示されて嬉しくなる。
幻想的な空間でブランコを漕いで、最後まで楽しい演出だ。
エデュテインメント型が生み出す満足感
じっくり体験すると1.5時間は滞在できるパビリオンで
ゲームや体験での楽しかった気持ちと、楽しみながらも重要な未来について知らなかったことを学んだ感覚が満足度を最大にする。
ドイツに行ってみたい!というよりは、
面白かった、楽しかったという感想を抱く。
いかにドイツが持続可能な社会について取り組んでいるかを知り、
未来に向けて取り組むべき問題の重要さを悟って帰れる。
まさに未来を創る万博らしいパビリオンだ。
ドイツ館公式サイト: