「い」の段の発音を治す方法
アナウンサーや声優さんにも「い」の段が上手く発音出来ない人、いますよね。
私は気になってしょうがないんですが、コンプレックスではないんでしょうか?
勝手に心配になります。
特に「き」「ち」「り」は苦手な人が多いです。
「ち」と「り」が言えない
私は小さい頃、「ち」と「り」が上手に言えなくて苦労しました。
自分の名前にも入っているので名前を聞かれて答えるのも嫌でした。
ポケモンのビリリダマも嫌いでした。
早く発音しやすいマルマインに進化して欲しかったです。
小学校では卒業までの6年間「巻き舌女」とからかわれました。
特に覚えているのは国語の授業。
「海の命」という作品の冒頭に『太一の父も、その父も』というフレーズが出てきました。
ここだけで「ち」が5回も登場します。
「ここの音読だけは当たりたくない!」
からかわれるのが当たり前になっていたので、国語の授業では常に「ち」と「り」が出てこないか、音読させられないかを気にして過ごしていました。
ですが、運悪くここの音読で指名されました。
通常の指名でも「声が小さい」と大人になるまで怒られ続けた私にとっては地獄オンザ地獄。
今でも小学校の嫌な思い出ランキング上位にランクインする出来事です。
どうにか治したい
小6までからかわれてきた私でしたが、ある時いい加減この滑舌とおサラバしたくなりました。
きっかけはクラスで一番のイケメンが私のことを「顔だけなら学年で2番目に好き」と言ったことでした。
その彼もまた私を「巻き舌w」と言ってからかうことがあったのです。
「じゃあこの滑舌さえ治れば私がナンバーワン確定なのでは?」
性格が問題だったのかもしれませんが、チョロい私は滑舌を治せばいいという結論に達し、その晩から猛練習を始めました。
毎晩布団の中で「い」の段を唱える
ひたすら「ち」を唱え、たまに「り」も。
たまに「い」の段を順番に。
何ヶ月か布団の中で練習を続けました。
ある晩「い」の段を順に発音していたところ、私の「ち」と「り」の時の口の動きが他の「い」の段の時と違うことに気付きました。
「空気の抜ける場所が違う」
これが全ての答えでした。
私は何故か「ち」と「り」の時だけ、舌を口の上部に当てて中心を塞ぎ、口の右側から空気を出して発音していたのです。
他の「い」の段を発音する時は口の中心から空気が抜けます。
舌も口の上部には当たっていません。
これ読んでる人絶対今口動かして試してるでしょ。
これに気付けたので、他の人と同じように違和感なく発音ができるようになりました。
大事なのは空気の抜ける場所
「い」の段に限らず、口の右側もしくは左側から空気が漏れるように発音すると、唾液音の混じるような汚い発音ができます。
特定の音だけ上手に発音できない人は、おそらくその音の時だけ変な位置から空気を出す癖がついているはずです。
誰かがもっと早く教えてくれていたら、私は最初からナンバーワン美少女に…
は、なっていなかったかもしれませんが、小学校までの嫌な記憶がもっと少なくて済んだのになあと思います。
もしこれを読んだ人で、知り合いに発音を気にしてる人がいたら教えてあげてください。
ちなみに「ち」と「り」がちゃんと発音できるようになってもイケメン君とは何もありませんでした!
以上!
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