歌詞
苦しいんだよ 忘れたいんだよ
幸せな日常ってやつが欲しいんだよ
でもふとしたワードがトリガーになって
甦る忌まわしいあの日の記憶
思い出しちゃダメだ
咄嗟に心に蓋をする
蓋の向こうから声が聞こえる
「タスケテ」
あの日の自分からのSOSが無視出来なくて
やっぱり蓋を外した
鮮明に甦る嫌な記憶
今でも刺さったままの鋭利な言葉(ナイフ)
いつになったら消えるんだろう
目の前であの日の自分が壊されてく
虚ろな目でこっちを見て繰り返すんだ
「タスケテ」
手遅れになった過去に
何度手を伸ばせばいいのだろう
掴むことなど出来ないと知っているあの手に
ちょっぴり強くなった今の自分なら
きっと助けられるのに
どうやってもあの日には戻れない
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あれから何十年時が過ぎたろう
今でも夢に出る忌まわしい記憶
手を伸ばしても無駄だったよ
何度試しても救えなかったよ
やっぱり記憶は消せなかったよ
突然闇夜を劈く悲鳴
サンダルひっかけて駆け出す
あの日の私がそこにいる気がして
今度こそ助ける そんな決意秘め
飛び出したナイフの前
胸に衝撃、赤く染まる視界
鈍い音と小さな悲鳴と逃げてく足音
あの日の私が血に染った顔で覗き込む
泣いてくれるの?
私なんかのために
あなただけでもどうか幸せに
遠のく意識に微かに響いた
「アリガトウ」
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