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「生活インフラとしての愛生会」の“生活インフラ”ってなに?:生活インフラとしての愛生会2

そもそも生活インフラってなに?

社会福祉法人愛生会の事業展開、事業戦略のコンセプトとして、
「生活インフラとしての愛生会」を掲げています。

ではそもそも生活インフラってなんでしょうか?

生活インフラといえば、電気、ガス、水道、鉄道、道路など、私たちの生活に欠かすことのできない基盤となるサービスや設備のことを指すかと思います。

ですが、愛生会でつかっている「生活インフラ」というのは少し意味がちがってきます。

愛生会にとっての「生活インフラ」とは

愛生会にとっての生活インフラの意味とは、
「入所型施設が持っている機能を地域に開放して、どのような人でも、どのような状態になっても、できるかぎり普段通りの生活が継続できるように支援していくこと」です。

人間が生きていく、生活していく、そこに欠かせない必要不可欠なものを提供することで、どんな状況になっても、普通に暮らすこと
それは食べること、寝ること、洗濯すること、リラックスすること、排泄すること、そういう人間のプリミティブな営みを支えること、支えられるようになることを目指しています。

生まれたばかりの乳児から、80代90代の高齢者まで人間の営みは変わらない

仮に介護度5で寝たきりの方でも、生まれて間もない乳児でも、必要な援助や対応は全く違いますが、食べる、寝る、排泄する、入浴する、洗濯するなどの人間のプリミティブな営みは変わりません。

私たちは自分たちがやっている事業を、「介護施設」とか「保育施設」という枠(種別)だけでとらえることなく、私たちがもっている機能を地域に開放することで、生活することに困らない地域ができないか、と考えました。

具体的にどんなことをやっているのかについても、後々書いていきます。

その前に、次回からそうした入所型施設の機能を開放する「生活インフラとしての愛生会」というコンセプトのきっかけにもなった、「制度の狭間の問題」「普通に暮らしている人もライフサイクルによって福祉ニーズが必要になること」について書いていきたいと思います。

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