グラフ雑誌「太陽」
この雑誌の存在は、櫛󠄁引で黒川能に関わるようになって知りました。
明日から始まる黒川の王祇祭を「雪国の秘事能」として特集し、全国に知らしめたもの。
黒川能は知る人ぞ知るものだったと思うのだけども、当時閉鎖的な村の神社の行事を、1年以上かけて黒川にあしげしく通って取材した編集者、船曳由美さんの信念と情熱を感じずにはいられない。
発行は1966年1月
まだ国指定の重要無形民俗文化財になる10年も前の、在りし日の黒川を写真付きで見れる素晴らしく貴重な資料!
今となってはプレミアムがつくようなもので、いつかみてみたいと思っていたその雑誌を、とあるお方が貸して下さいました!
約60年前の雑誌は、保存状態は良いとは言えないのだけど、読んでくれる人がいるなら!と、息子さんとの思い出のある大事なものを、快く貸してくださって、本当に嬉しかったし、心からありがたかった!
・・・2月1日、2日は王祇祭。もうすぐ始まります。
60年前の王祇祭とはだいぶ変わったところもあるかもしれないが、私は今の王祇祭をよく目に焼き付けておきたいと思う。
今回は取材せず、写真も撮らず、じっくりゆっくり王祇祭を感じてきたいと思っています。