毎週火曜日更新 AI Samurai あんちょこ Vol.18
類似文献評価システム―AI Samurai―を
使いこなすためのTIPS
株式会社AI Samuraiカスタマーサポート担当の北村智美と申します。弊社のプロダクトである、「類似文献評価システム―AI Samurai―」をより深く、より効率的に利用していただけるように、システムのサポート機能を中心に操作のコツ(TIPS)をご紹介させていただくための記事を配信しています。(毎週火曜日)
小学4年生夏休みの自由研究のキーワード
先日ネットのニュースで、「47都道府県の知事マスクのオシャレ度を徹底調査」を小学校の夏休みの自由研究の課題として取り組んだ小学4年生の女の子が紹介されていました。小学4年生は社会の授業で「都道府県」や「県庁所在地」を学習するので、「47都道府県」とコロナ禍で一際需要が高まった「マスク」という二つのキーワードを上手く使った、発想力と着眼点とそのセンスに脱帽です。ちなみに筆者の小学4年生の息子も夏休みの自由研究は、「47都道府県」と大好きな「サッカー」というキーワードを組み合わせて白地図上にJ1・J2・J3のチームの所在地を分布しました。ちなみにチーム数が一番多いのは神奈川県で6チームでした。
「その他の重要なキーワード」
さて、前回に引き続き本日のテーマも「キーワード機能」です。前述の小学生の自由研究のテーマではないですが、キーワード設定はその組み合わせが肝になります。前回はある程度領域を指定して「技術分野に関するキーワード」「技術的特徴に関するキーワード」という縛りの中でキーワードを設定しましたが、今回はユーザーの勘所・経験値により自由にキーワードを選定し、「AI Samurai」へ入力します。そしてそのキーワードに対して(含む・あいまい・含まない)の3段階で選りわける基準を設定します。
「含む」:キーワードが含まれる特許文献を調査します。
「含まない」:キーワードが含まれない特許文献を調査します。
「あいまい」:キーワードにシソーラスを考慮しキーワードが含まれる特許
文献を調査します。実はこの「あいまい」こそ「AI Samurai」の力の見せ所でもあるのです。
【操作方法】
①調査対象のデータベースを選択し、「発明の内容」に発明の内容を文章で入力(30文字以上5000文字以内)
②「その他の重要なキーワード」にキーワードを入力し、「含む」・「あいまい」・「含まない」のいずれかをプルダウンで選択
◼ 同じ項目にスペース区切りで入力すると、OR検索ができます。 (スペースは、全角半角可)
◼ 上下の項目に入力すると、AND検索ができます。
◼ 各項目で日本語・中国語は1文字以上(英語は3文字以上)、全項目を合計して500文字以内で検索ください。 キーワードは翻訳されません。
③「調査」ボタンをクリックすると調査開始
「二兎を追う者は一兎をも得ず」
前回もご紹介しましたが、キーワード機能を有効的に利用するコツは、最初から多くのキーワードを設定するのではなく、キーワードへ「○○」追加した結果・・・A、キーワードへ「△△」を追加した結果・・・Bというように、常に調査結果と対比しながらキーワードを変更したり、追加したり、少しづつ調節していくことが大切です。「二兎を追う者は一兎をも得ず」ということで、地道な作業が功を奏するのだと思いますが、私たちもユーザーの負担を減らすべく、今後はシソーラス辞書を更に拡充・高等化していきたいと考えています。引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。
執筆者プロフィール
北村智美
神奈川県出身。立命館大学産業社会学部産業社会学科卒業。
航空会社の地上職、大学病院の教授兼医局秘書を経て、2018年に(株)AI Samuraiへ入社。2019年9月よりカスタマーサポートを立ち上げ目下奮闘中。
リンク先
AI Samurai HP→https://aisamurai.co.jp/
YouTube→https://www.youtube.com/channel/UCPU2N2fekiUtMFqbCnokmpg
Twitter→https://twitter.com/aisamurai_inc
FaceBook→https://www.facebook.com/pg/shirasaka
Instagram→https://Instagram.com/aisamuraiinc