毎週火曜日更新 AI Samurai あんちょこ Vol.17
類似文献評価システム―AI Samurai―を
使いこなすためのTIPS
株式会社AI Samuraiカスタマーサポート担当の北村智美と申します。弊社のプロダクトである、「類似文献評価システム―AI Samurai―」をより深く、より効率的に利用していただけるように、システムのサポート機能を中心に操作のコツ(TIPS)をご紹介させていただくための記事を配信しています。(毎週火曜日)
「合言葉」
今日は9月1日「防災の日」です。1週間ほど前に娘の通う保育園から「引き取り訓練のお知らせ」を受け取ったため、本日が「防災の日」であることを再認識しました。さて、防災・防犯の共通認識として「合言葉」がよく使われます。とりわけ小さな子どもには、インパクトがありとても効果的な手法です。実際に筆者の子どもたちも「合言葉」は耳に残るようで、教えられた「合言葉」をしっかり覚えています。防災は「おかしも」おさない・かけない・しゃべらない・もどらない。防犯は、「いかのおすし」いかない・のらない・おおごえをだす・すぐにげる・しらせる。ですよね。皆さんもこの機会にぜひ再確認してください。
「AI Samurai」のキーワード機能
さて本日は合言葉ではないですが、言葉つながりで「AI Samurai」の補助機能の中でも一際大きな役割をもつ「キーワード機能」についてご説明したいと思います。実際の「AI Samurai」を利用しているユーザーの方からも「キーワード機能は必ず併用します」というお声が多く、大変インパクトのあるサポート機能です。「キーワード機能」は次の2つを搭載しています。
①技術分野に関するキーワード・技術的特徴に関するキーワード
②その他のキーワード(含む・あいまい・含まない)の3段階設定
「技術分野」・「技術的特徴」に関するキーワード
今回は、①の「技術分野に関するキーワード・技術的特徴に関するキーワード」についてご説明します。まず「技術分野に関するキーワード」とは、特許請求の範囲に書かれた発明を詳しく説明する書類である明細書の項目の「技術分野」に由来しています。次に「技術的特徴に関するキーワード」とは、特許を受けるために満たされなければならない要件の一つである「発明の単一性」について「特別な技術的特徴」を有しているか否かで判断されます。よってこの2点をあらかじめ指定することにより、類似文献の調査範囲が自ずと絞り込まれるのです。
【操作方法】
①調査対象のデータベースを選択し、「発明の内容」に発明の内容を文章で入力(30文字以上5000文字以内)
②-1)技術分野に関するキーワード :技術分野に関するキーワードを入力 ex)デジタルカメラ
②-2)技術的特徴に関するキーワード:技術的特徴に関するキーワードを入力 ex)顔認証
◼ 同じ項目にスペース区切りで入力すると、OR検索が可能 (スペースは、全角半角可)
◼ いずれかの項目のみの入力も可能
③「調査」ボタンをクリックすると調査開始
実務的なTIPS
次回は、②その他のキーワード(含む・あいまい・含まない)の3段階設定についてご紹介します。さて最後に実務的なTIPSをひとつご教示いたします。このキーワード機能を有効的に利用するコツは、最初から多くのキーワードを設定するのではなく、キーワードへ「○○」追加した結果・・・A、キーワードへ「△△」を追加した結果・・・Bというように、常に調査結果と対比しながらキーワードを変更したり、追加したり、少しづつ調節していくことが大切です。この「塩梅」が功を奏すと絶妙な味加減に仕上がるというわけです。料理人ならぬ調査人の腕のみせどころかもしれません。
執筆者プロフィール
北村智美
神奈川県出身。立命館大学産業社会学部産業社会学科卒業。
航空会社の地上職、大学病院の教授兼医局秘書を経て、2018年に(株)AI Samuraiへ入社。2019年9月よりカスタマーサポートを立ち上げ目下奮闘中。
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