私の海外出産ものがたり。 Part 15 ホノムでの生活
マラは友だちの日本人を2人、私たちに紹介してくれた。
通訳として紹介してくれたが、
いざとなったら、助けを求められる人がいることを
私たちに知らせて、安心させてくれたのかもしれない。
1人はカーディーラーのご婦人、
1人は二児の母でサーファーのママだった。
マラは、マウナケアの儀式に連れて行ってくれたり、
マーケットや地元の観光地へと私たちを案内してくれた。
毎日、検診だと部屋に来てくれて、
お腹の赤ちゃんの様子を見てくれた。
お腹の赤ちゃんは順調に大きくなっていて、
もうすでに生まれてきても、
おかしくないくらいの大きさになっていた。
アメリカに来て、基本は主人の作る日本食だったけど、
フルーツばかり食べていたから、
赤ちゃんもどんどん大きくなっていったのかもしれない。
ホノムヘ移動してからも、毎日ビーチへ行く。
ココナッツアイランド、フォーマイルビーチ、リチャードソンビーチ.....。
マラはとても元気で、いつもエクササイーズ!と言いながら、海の中では、とにかく....スパルタ。
出産までの身体作りは本当に大切だという。
ある日、リチャードソンビーチで、
信じられないほどのたくさんのカメが現れ、
海は少々荒れ気味。
主人と娘とマラはカメと泳いで大興奮。
私にも近くでカメと泳ごう!と
海に入ってこいと言うマラ。
ぶつかり合いながら泳ぐ8ひき(目で確認出来たのは8ひき)以上のカメと
マラと娘と主人をみながら、
さすがに身重なので、断らせてもらった。
時々、
少女のように無邪気に無鉄砲なことをいうマラは、
本当に海を愛していて、いくらでも泳ぐ。
ハワイ島にはそんな人がたくさんいる。
イルカのヒーリングコンサートで、
会ったドイツ人女性も出産の前の日まで、
泳いでいたと言っていた。
マラはいつも元気で、アクティブ。
私たちと出かける以外も、
いつも朝早くから、どこかへ出かけていく。
マラはいつも元気いっぱいに、
アロハーと言いながら現れ、あっという間にいなくなる。いつも車であちこち飛び回っていて、
少しお茶目で、少しエキセントリックなおばさまと
いう感じ。
マラがいないとき...
私たちは緩やかに過ごしていた。
娘はのんびりトランポリンで遊んだり、
主人は敷地内の草刈りをやってみたり、
我が家に暮らすようにのんびり過ごした。
時々、川の方へ降りて行って水浴びをしたりした。
時にはプナ地区へも足を延ばし、
ウォームポンドと呼ばれる
大好きな温泉にも入りにいった。
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