小説家チャレンジ10日目。

 地元でダニーと遊ぶようになってから、まゆみは彼の友だちのデイビッド、その彼女のトモミとも知りあいになった。彼はダニエルの幼なじみで、同じ教育プログラムの英語教師として、アメリカから2人一緒に日本に派遣されてきていた。

 背の高いダニーにくらべ、デイブはどちらかというと背は低めでがっしりしている。日本でも先輩の先生方にかわいがられる、末っ子キャラのダニエルとは対照的に、年齢より落ち着いてみえた。かなり離れた赴任先から、ときどきダニーに会いに地元にくるのだが、彼女のトモミが一緒にきたときは、よく4人で遊びに行った。しぜんと彼女とも仲良くなり、夏にはまゆみの幼なじみターちゃん家の庭で、みんなでバーベキューをしたりしてたのしく遊んだ。

 学生時代まったくイケてない女子で、若者らしく友だちとはしゃいだ経験がなかったまゆみ。ふと出会ったダニエルのおかげで、大学卒業後はじめて、それまで体験したことのないキラキラした絵のなかにいた。気づかないうちに、まゆみは初めてのボーイフレンドと、青春ドラマの登場人物みたいなしあわせな数ヶ月をすごしていた。

 


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みゆま
人生どん底だけど、夢にむかって歩きつづけます。読んでくださってありがとう✨