小説家チャレンジ13日目。
きのう、他界した母のことを書いた。彼女の死については、8年たった今でも心の整理がついていない。じぶん自身がが2児の母であり、そろそろ50歳になろうというのに、いまだに乗り越えられれずにいる。
命日の少し前から落ちつかなくなり、花を買ってきた当日はかなりエモーショナルになる。その翌朝、母のことを文章に書き、JJを送って帰宅すると、もうすぐ登校時間なのに長男が宿題をやっていなかったことが分かると、怒りが爆発してしまいコントロールがきかなくなった。
夫がわたしの様子を見て、息子を手伝って何とか宿題をおわらせ、小学校まで送って行ってくれた。夫が帰ってきて軽く朝ごはんを食べると、ドッと疲れて、眠くはないけど何だかもう立っていられない。
ちょうど夫の妹さんが、イラクから電話してきたのをキッカケに「ちょっと昼寝してくる」と言って、席を立ったのが11:30。なかなか寝つかれなかったが、目が覚めるともう2:00だった。お腹もペコペコ。それでも息子を迎えにいくギリギリの時間まで寝ていたくて、布団にもぐるとアッという間に3:00になり、トータルで4時間ちかく昼寝してしまう。
リビングにおりようとベッドルームのドアを開けると、家じゅういいにおいがしている。階段をおりたところのキッチンに夫がいて、お鍋がコトコトいっている。わたしが寝ている間に、家にあるものでランチを用意して、食べずに待っていてくれた夫。ターメリックライスまで炊いてある。彼の作ったバターチキンを一口食べたら、夫のやさしさが伝わってきて涙がでた。それを見て「泣くんだったら、今度からもうごはん作らないよ」と言われた。
実家の母が亡くなってから、私は大きな心の支えを失った。40歳でやっと子供に恵まれたと思ったら、子育てのアドバイスしてもらう間もなく、母はいってしまった。それ以来、母親として妻としてどう生きていったらいいのか、いろんな壁にぶち当たった。母に相談できなくて、心細いことこの上ない。でも私には夫と2人の息子がいる。外国で、問題に立ち向かわう味方がいなくなったような気がしていた。でもきっと夫と、子供たちといっしょに、家族できっと全てを乗りこえられる。これからきっとうまくいく、そう思えた1日。
そろそろ今でも母がいってしまう半年前ほぼ母と入れ替わるように、