小説家チャレンジ9日目。

 きのう久しぶりに日本の弟と話した。時差の関係で、なかなかお互いのタイミングがあわないので、いつもはラインで短いやりとりだけ。ゆうべはめずらしく、夫がオーストラリアの友だちと電話していて、息子2人は映画を見ていたので「チャンス!」急いで連絡してみた。

 彼に今年からやっと「書く」ことを始めた、という話をしたら、ある本に『クリエイター気質の人にとっては、表現することが3大欲求と同じくらいの意味がる。だから「毎日」「つづける」ことが必要です』と書いてあるよ、と教えてくれた。私にとって「書く」ことは、食べたら出す、くらい、日々欠かすことのできない生理現象らしい。

 まゆみはいつの間にか、ダニエルとバイトのあと待ち合わせしたり、ドライブしたり、彼の仲間と飲みに行ったりするようになった。ごく自然に遊ぶようになっていたが、よく考えたら地元で同い年の男の子と、そんなことしたことない。

 初めて彼に会ったのが、アメリカの親戚からの紹介だったのと、会った時とくに何とも思わなかったのがよかったのかもしれない。相手に気に入られたいとか、そういう気持ちが全くなかったので、自然に「日本の田舎で一人暮らししている外国人」をサポートできた。

 実家でまゆみが最もダニーに年が近かったので、さいしょから気安さはあった。そのころ英会話を習っていたので、英語はあるていど話せたけど、ダニエルが日本語を勉強しているので、会話はぜんぶ日本語にしていた。

 彼は私が英語の勉強をしたことは知っていたけど、なぜか全然話せないと思っていて、英語で友だちと話しているときも、私には内容がわかってないと思っている。日本語のときは、ちょっとおちゃらけた外人キャラを演じてるダニエルが、英語になると、急にクールな白人男性モードに入るのを、そばで見るのはおもしろかった。
 


 



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みゆま
人生どん底だけど、夢にむかって歩きつづけます。読んでくださってありがとう✨