答えはいつも同じ様でだったら問うたり悩む労は?
人に会えば、幾つもエピソードに触れる、私の読んだことのない多くの違った本の、思いがけない章がある、と言うことだけわかる。そう言うことが生きた証であり、なぜだかそれを忘れてばかりいる。誰もが、部屋のリノベーションに精を出すのも頷けるわけだった。その部屋で私たちは寛ぐことになるから。見ず知らずの隣人に、もうすぐ深夜だと言う時分簡易ベッドを無表情で準備してくれる親切が、身に余る光栄よりも響き渡るからかえって言葉は少なくなった、忙しかったりきりもみされるような日常にあっても、夢遊病者