【神社巡り:7】一駅手前にて
どうもコウノです。
前回↓やたらサムハラ神社に引かれる物がありまして、色々調べているうちに、京都にも関連ある神社があると判明しまして。
前の職場が京都だった事と、京都に行こうとすると自ずと今の職場の最寄り駅も通過する必要があるという精神的な煩わしさから、退職以降6年訪れてなかったんです。
が、遂に今回「そうだ、京都行こう」となりました。
とはいえ名だたる観光地には全く行く気はなく、今回の目的地のみ。京都駅から在来線で一駅手前の西大路で下車して徒歩10分程。
鎌達稲荷神社に到着。
何々……?
伏見稲荷よりも古くて「元稲荷」と呼ばれていて、倉稲魂大神(宇迦之御魂神)を祀っている。これは分かる。
で、その後安倍晴明の子孫の祭祀の場だった時代もある。これも時代背景考えたら十分
理解出来る。
そしてもう一柱、猿田彦大神が御祭神であられる。
いや何でここで猿田彦大神が出て来るんだ?
由緒書きと、この看板↑見て、「家内安全」「旅行安全」の辺りにフワッと猿田彦大神を感じ……る気が……する……かな?マイッカ
※
まあここまではいいとして。
何故かこの神社に、サムハラ神社と同じ御守が販売されてるんですよね。
いや本当何で???
由緒書きにもないし、御守とかが販売しているブースにだけ記載されている。なので御守買わない派は絶対気付けない。
サムハラ神を祀っているわけでもなければ、ここが摂社末社というわけでもない。
一体どういう繋がり?
うーん分からん。
「同人誌即売会でいうところの委託販売」説で一瞬考えましたが、その割には御守のデザインが違うんだよな。
いや本当何故???
ところでサムハラ神社の御守と言えば、指輪型がとにかく有名で、指輪欲しさに大行列が出来る話題のやつ↓
でも色々検索したら、指輪型と普通の赤い御守とは、実は効果の程は同じらしく。
せやったら指輪型やなくてええやん。と思ってしまうドライなワタクシ。
大阪のサムハラ神社では「買うべきではない気がするなー」と感じて買わなかったんですが、京都のは(無人販売だからか)「買うべき」と感じちゃったので……ええ、買いました。
あれかな、こないだサムハラ神社に参拝してる夢見てる時に緊急地震速報が鳴ったもんだから、「今回は速報だけで済んでるけど……買うなら今のうちやで?」と言われた気がしたんですかね。知らんけど。
※
せっかく京都に来たので、お昼は京都駅のどっかしらで食べて、京都土産でも買ってから帰ろうかしら、と、鎌達稲荷神社から東へ一駅ウォーキング。
途中からGoogleマップの道案内に任せててろてろ歩いてみると。
え何でわざわざこんな細い路地選ぶん?っていうオンパレード。
それにしてもさすがは京都。あっちにもこっちにも地蔵尊だらけ。
ああいうのって自治体毎とか町内会毎に一地蔵尊を管理してんのかと勝手にイメージしてましたが、それじゃ数が合わないって位にめっさある。
何だろうな、この「よそ者が通ってすんません、すぐどっか行きますさかい」と言いたくなるアウェー感。
ようやく大通りに出たところで、交差点のすぐ脇に神社が出て来た↓
いいぞGoogleマップくん!と褒めてはみたものの。
こちらは源経基を御祭神とする神社。
ふむ。
推し(言い方)である天照大御神もいらっしゃるらしい。
で、源氏が信仰していた八幡神もいらっしゃるらしい。
ふむ。
うーん……
参拝すべきかどうか、信号渡ったところで数分迷いました。
というのは、コウノ家は父方の祖母の家系図を遡っていくと、どっかしらの平の何某さんに当たるらしくて。先祖代々その方の刀を家宝として守って来てうんたらかんたら。
と、本当かどうか今となっては関係者が全員鬼籍に入ってるので確認しようがない情報を、確かに中学時代の法事で(私からしたら)見知らぬオバチャンから聞いた覚えがありますし、同じ話を聞いた父も生前、ルーツが武士(イコール格好いい)と判明してウキウキしてました。
そういうルーツあってか、確かに神社マニアで若い頃からあちこち神社巡りしている身ですが、八幡宮とか源氏の誰かしらが祀られてる所は、ほぼ参拝してないんですよね。
わざと避けてるんじゃなくて、ぼかしエフェクト入ったみたいに認識出来ない感じ。
例えば神社が色々紹介された本やらサイトやらで「次どこ参拝しよっかなールンルン」とチョイスする際に、源氏にちなんだ所は候補として上がらない。見逃すに近い。
そんなわけで今回、たまたまとはいえ出会った源氏ルーツの神社に、いざ参拝してみました。
結論:やっぱりアカンらしい。
比較的広い割にごちゃついてない、全校集会とか出来そうな境内に入ると、手の甲から肩が痺れて来た。
この感覚は伊勢神宮でもあるんですが、あれは「ドロドロの血液を排除してサラサラの血液に入れ替わる気持ちいいやつ」な感じなのに対して、今回のはお寺や墓地の近くを通る時に感じる「長居したらアカンやつ」。
奥の鳥居をくぐって、本来であれば恋愛のパワースポットらしい太鼓橋辺りでは、恋愛運の向上は有難いはずやのに、妙な恐ろしさと寒気がする。気温は20℃以上はあったはずやのに。
太鼓橋の左右に、龍神様と弁才天様とお稲荷さんがそれぞれ祀られてる。んですが。
結局太鼓橋の奥の本殿でご挨拶だけして、いつもなら立ち寄るこれら三社は本能的に「無理!」と感じる所ばかりで、鳥居の写真さえ撮影するのを忘れて退散しました。
その後割れるようなきつめの頭痛にフラフラしながら京都駅を目指し。まるで龍に背後から後頭部を噛み付かれているような……
源経基は己の死後は龍になるからここに祀れ、というのがこの六孫王神社の由来なわけで。
何でしょうね、この家主自らに出て行けと言われたような感覚。
京都なんだから、早よ帰って欲しいんならぶぶ漬け出す程度で堪忍して欲しいもんだ。
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