FFF/FDM方式 フィラメントが1.75mm/2.85mm になった歴史を探る
当たり前のようになったFFF/FDM方式 3Dプリンターの樹脂材料径 "1.75mm","2.85mm"フィラメント、3Dプリンターユーザーの皆さん。
何故 このサイズ径になったのか不思議に思った事はあるだろうか?
海外3Dプリンタ情報サイトを参考にその歴史と変遷を探ってみる。
参考文献
FFF方式の元祖 Stratasys は 1980年代にFFFの3Dプロセスを発明、特許を取得し、長らく産業的に独占していました。2009年頃に基本特許が切れた事でオープンソースマシンなどの発展が10年程あり、今日の低価格化・準一般化があります。
ちなみに…”FDM”ってストラタシスの商標って知っていましたか?
学術的・一般的には”FFF”とか”ME”方式と言うのが 商標等に抵触しません。
FDM : (Fused Deposition Modeling) ストラタシスが名付けた名称
FFF : (Fused Filament Fabrication) 学術的な表記としてよく使われる
ME : (Material Extrusion) ペースト系やペレット等他の材料状態も含める。
少し話が脱線しましたが、この”FDM”がストラタシスから誕生し販売された30年近く前から
1.75mmの先祖 1.78mm フィラメントが存在していた。のです
1.78mm ? なぜ このサイズなのか それは...
1.778 mm = 70 Mil (ミル ) 、別称 サウ(thou)
Wikiより
サウ (thou) は、ヤード・ポンド法での長さの単位。1/1000インチ。ミル (mil)、ミリインチ (milli-inch) とも。国際インチで換算すると25.4マイクロメートル。
Mil は基板とかで良く使われる単位ですね。またここでもヤードポンド法が原因?...しかし、 何故 70Mil なのか 参考文献では触れられていません。
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