幼少期に聞いた冬の話し 。冷たい朝、つららをカチカチと折って回る無邪気な日々。あの冬は消えないと母の記憶。氷点下の夜にそっとよみがえる遠い冬の歌。



[歌詞]
冬の風が頬をなでるたび
ふっと思い出す あの日の朝
竹を振り上げ つららを落とし
凍る空気に 響くカチカチ

掘りごたつの練炭の匂い
頬と手足が じんじん熱い
雪の中 駆け回った日々
今は遠く 溶けていくけど

吐く息は白く 頬は真っ赤で
転んでもまた 立ち上がってた
こたつの中で 猫が丸まり
たまに焦げても そこが居場所

掘りごたつの練炭の匂い
焦げた布団 それでも温かい
雪の中 駆け回った日々
今は遠く 溶けていくけど

今はもう 雪は降らなくなった
つららも消えた 友のように
だけど氷点下の夜に そっと
「元気か？」と問いかける

風に揺れる 遠い冬の記憶
氷点下のメモリー
君はまだ あの場所で光ってる



[補足]
氷点下のメモリー 6
Cute+Sweet Airy Vocal, Neo-Classical Ballad, piano