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過去の芥川賞、直木賞を見て 第三回
私は小さい頃から芥川賞、直木賞をはたから見ていたのですが、一覧を見たのは、十年ほど前です。細かいことは一覧を見ないとわからないので、はじめた知ったことが多かったです。
直木賞を見てみると、短編集がかなりあることに気がつきます。基本は長編だとは思いますが、短編集でも授賞していることがあります。短編集の場合は200枚以上でも可能のようです。直木賞の予選に入ったとき、思ったのは、何か他の賞をとっていないと、かなり無理があるということ。他の賞を受賞している人が多いので、競った場合はそちらのほうが点数が高いということになります。芥川賞でも同じことは言えますが、候補であったら、授賞していなくても、入ることはできるみたいです。
芥川賞では最近では200枚以上というのが主流になってきていますが、過去では50枚ほどのものもあります。短編ということなので、それくらいでしょうが、候補ならば20枚ほどのものもあります。
昔、星新一が候補になったときの枚数が2枚とかであったというのが、驚きです。それが最低枚数になっていると思いますが、今では無理でしょう。
候補に入ってから二十年経ってからやっととった方もいます。二十年も目指しているのですから、並大抵のことではありません。授賞式では、ジーパンで来た受賞者の方もいました。一番軽装な方だと思われます。芥川賞と直木賞、両方の候補に入っている人もいます。芥川賞の候補だけど、直木賞をとった、そういう人もいます。両方とることは不可能ですが、そういうことはあるみたいです。
授賞式や記者会見では女性で黒を着ている人は多いです。黒のワンピースというのが多いです。人それぞれですので、その人の趣味になるでしょう。
ずっと文芸誌に載せていて、たぶん芥川賞予選にはずっと入っていたが、結局直木賞をとった、そういう方もいます。人それぞれのパターンがあるので、突然とってしまう人もいます。候補を経験せずにいきなりとってしまうという人もいます。