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56. 留学で得た気づき vol.3
こんにちは!
Airiです!
今日は祝日だったんですね。曜日感覚も時間感覚も日に日に狂っていっています。
さて、スウェーデンへの留学で気づいたことをまとめるシリーズ、
vol.3では「時間とお金への感覚」についてです。
時間とお金。これ、みなさん「どっちが大事?」と聞かれたらなんと答えますか??
どっちも大事だし欲しいけど、強いて言うならお金かな。
という風に答える人が多いんでしょうか。特に働いている人は。
大学生も時間はたくさんあるけどお金がなくてバイトしまくってる人もいますし、やっぱり総合的にお金派が多数派なんでしょうか。
この質問、スウェーデンで聞くと私が聞いた限り100%「時間」という答えが返ってきました。
なかなか驚きました。
スウェーデン人はゆったりコーヒー飲みながら生きてる感じなのでそんな気はしていましたが、
ドイツ、スペイン、アメリカ、イギリスなどからの留学生もみんな「時間」と即答しました。
少なくとも私が聞いた人たちは。
「欲しいものが買えるくらいのお金があればいい。多すぎるお金はいらない。時間をどう使うかが人生の幸せを決める」
これが彼らの意見でした。
スウェーデン人は特に、寒い冬には家にこもるために家の中の快適さを追求していて(スウェーデンの家の中はほんとにおしゃれ。感動。インテリアのこだわりがすごい。ちなみにIKEAはスウェーデン発祥)、
そんな家で家族や恋人と温かいお茶を飲むとき(フィーカタイム)が至福の時間なようです。
ちょっと感動しました。日本ではこうはいかないと思うからです。
お金はあればあるほどいいし、お金があるから時間の自由も生まれる。
そんな考えが日本には根付いていると思います。
もちろんスウェーデンでの「お金<時間」の背景には
充実した教育・医療などの福祉制度があって、病気になっても、老後も、子育てもお金がかからないという安心感が大きく関係していると思います。
その福祉制度を保つために高い税金を納めないといけませんが、ギブアンドテイクの関係がちゃんと成り立っているので、国民もそんなに高い税金に不満はないようです。
(これは選挙投票率が非常に高いこととも関係していると思います。)
でもスウェーデン人以外も、お金<時間と答えるんです。
(スウェーデンに集まる人たちなので、時間重視の考えが強めということはあるかもですが)
みんな「将来への漠然とした不安があるからお金貯めておこう」
じゃなくて、「今これがしたい、あそこに行きたいからお金使うし時間も使う。お金は増やせるけど時間は減っていく」
こう考えているようです。
生き急いでなくて、1日1日に幸せを感じていて羨ましいくらいです。
例えば、中学校で働く先生は、7時半ごろに家を出て14時半~17時の間に帰ってきて、その後ランニングしたり読書したりという私からすればすごく優雅な毎日を送っていました。
こういう生き方したいな、って思います。
(バリバリに働き倒す生き方もありっても思ってしまうんですがね…)
せめて老後はスウェーデンに移住したいなって思います。
スウェーデンから年金はもらえないことになりますがそれでもいいです。
では!今日はこの辺で!ありがとうございました!