「酸素」を買いました。
真夏の朝刊配達、特に階段の昇り降りは夜中でも大汗をかきます。そのため、頭に巻くタオルと首に掛けるタオル、綿のTシャツの着替え、スポーツドリンク2本を準備して臨みます。
また思わぬネックとなるのが「呼吸」です。湿度も高く、息も上がり、団地内はそよ風も吹きません。どの方角に顔を向けば最も効率的に息を取り込めるのかを考えなくてはならないような状況の中で、思わず「アレ」が欲しくなりました。
よくスポーツ選手などがスプレー缶のノズルを口に当ててプシューッと吸い込む映像を見たことがありますが、この度ついにその念願の酸素缶を購入しました。
物は試しです。さっそく効果を実感したくて、疲れることを楽しみに動き続けました。そしていよいよスプレーにノズルをセットして、いざ噴射。プシューッ!
しかしながら、正直あまり「酸素」という感じが無く、普段から自然に吸っている空気との違いがあまりよく判りませんでした。
想像ではもっと、吸い込んだ瞬間に疲れが飛んで、背中に翼が生えてくるようなイメージだったのですが、そんなレッドブルのような魔法の代物ではなかったようです。
ちなみにレッドブルを飲んでも翼は生えないみたいです。念のため。
それでもきっと、見えない所でさりげなく血液に溶けて体内を巡り、身体の回復の為にその役目を果たしてくれているのでしょう。空気が薄くて呼吸そのものが難しい時の備えとして安心感がありますし、実際に酸欠で頭がクラクラすることも無くなりました。
まだまだ暑い夏、そして熱帯夜が続きますが、この季節を乗り切る新しい相棒に今後も期待したいと思います。どうか皆様も水分、塩分、酸素をしっかりと補給して、熱中症などにはくれぐれもご注意下さい。