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のんびりと、歩いて行こう、どこまでも
今から遡ること15年前、定期的に購読していた文芸誌『papyrus』(パピルス)の巻頭特集「ソングライターは現代の詩人である」に掲載されていた、くるりの楽曲『東京』『BIRTHDAY』『男の子と女の子』の歌詞を初めて読んで、岸田繁さんの文才の豊かさに惹かれたことを思い出しています。
先日のくまさんの記事にて、いつも周りの人のてきぱきした速さについて行けずに取り残されるご自身への歯がゆさと、そんなくまさんの歩みとシンクロする『HOW TO GO』のミュージックビデオが紹介され、感銘を受けました。
先日、電話で母と話す機会があり、ひょんな事から昔の思い出話になりました。
小学生の頃の私は、給食を食べるのが他の人より特に遅く、いつも一人で昼休みまで掛かって食べていたそうです(←当の本人はよく覚えていないのですが)
ある時、担任の先生が私の事を心配して、母にこっそり相談したそうです。
先生「こーた君は学校では随分とゆっくり食べているように見られるのですが、ご家庭では実際はどうなんでしょうか?」
母「家でも一人でゆっくり食べてます。そして最後まで残さず食べる、きっとそれがあの子のペースなんです」
そんな事があったことも大人になって知るほどの無自覚マイペースですが、今うっすらと思い出してきたのは、いつも私だけ食べ終わった自分の食器を持って遠い給食室まで行って手渡しで返していた記憶…
さて、そんな私のライフワークはAWAでのプレイリスト作成なのですが、くるりの楽曲の中から選んだ、個人的に耳馴染みの良いメロディを集めたプレイリストを昨年夏に作りました。
君が素敵だった事、ちょっと思い出してみようかな(タイトルフレーズは「東京」より)
1.魔法のじゅうたん
2.Remember me
3.奇跡
4.真昼の人魚
5.ブレーメン
6.太陽のブルース
7.東京
8.HOW TO GO
プレイリストの1曲目に選んだお気に入りの曲『魔法のじゅうたん』のミュージックビデオを紹介致します。
この記事を書くにあたり、きっかけをくれたくまさんに改めて御礼申し上げます。