アイランド

ライトノベル書いてます。いろんな人に楽しんでもらえる作品を作りたいので読んだ感想やアドバイスなどありましたらコメントで教えてください。待っています。

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最近の記事

第十章『戦争の始まり』

「はぁ、えらいことになったな…」 あの街中での騒動は地下の魔力溜りが暴発したということになっており、俺と姫様がいた事も公にはなっていないらしい。 ちなみに俺は今部屋の中に幽閉されている。あの後、騎士団に先導されて王宮まで戻るやいなやこの部屋にぶち込まれた。 「…」 リアナさんが連れていたサリナと一緒に。 「…サ、サリナ?大丈夫か?水飲む?」 「…」 「え、えーっと…何かあれば言ってな」 「…」 さっきからずっとこの調子だ。サリナは俺の事をずっと見てくるのだが、話しかけてみても

    • 第九章『動き出す影』

      「この子の名前はサリナ。千年前、この星の半分を死の世界へと作り替えた魔神、"殺戮ノ魔人"です。」 殺戮ノ魔人__千年前、この世界を崩壊寸前まで追い込んだ四人の魔神の一人。正真正銘の災厄。 千年前の勇者が七人の英雄と一人の大賢者と共に命をかけて戦い、なんとか死の森と呼ばれるヘルへイムに四人の魔神を封印することに成功した。故にこの場に殺戮ノ魔人と呼ばれる存在はいるはずがないのだ。しかし、リアナさんはそんな誰にでもわかるような嘘はつかないだろうし、それに今ここで暗部を巻いてまで嘘を

      • 第八章『緊急クエスト発生』

        俺は腹の底から湧き上がってきた激情に身を任せて走り去ろうとするクソガキに標準を合わせた。 「このクソガキがあああああああああああああ!!!」 【原子魔導:発動:原黒憤______ 「何をしておるんだこの馬鹿たれっ!!」 「いだっ?!」 俺の手から魔法が放たれようとした瞬間、聞き覚えのある声と共に後頭部を強打された。あまりの痛さについ魔法の構築を崩してしまった。しまったとクソガキの逃げた方を見てもやつの姿はなかった。そして、代わりに俺の背後で凄まじい怒りのオーラを放ってくる

        • 第七章『ミッション:龍王のお姫様を手懐けろ(1)』

          俺は今アーメント龍王国というアルゼノスの同期みたいな人が国王やってる国にお邪魔している。龍王が王様とかどんだけやばい国なんだろうなって最初は思ってたけど、俺のいた世界みたく人種差別とかも特になく平和で賑やかな国だった。 俺はその国であるミッションを課せられていた。それは…。 「おい豚。私の話、ちゃんと聞いていたのかしら?」 「ぐえっ」 「ほら、答えてみなさいよ。魔王とか言うくだらない称号を持っておごり高ぶった惨めな豚さん?」 そう言いながら四つん這いにさせられた俺の背中をぐり

          第六章『嵐の前の静けさ』

          「んんっ…こ、ここは…?」 俺は、体を起こしながら辺りを見回した。 しかし、辺りには何もなかった。辺り一面白一色で、ソフィアと最初に出会った場所とよく似ていた。 「あら。お目覚めになりました?」 先程まで誰もいなかった空間の中に声が響いた。俺は内心驚きすぎて心臓が飛び出そうになったけど、それをなんとか表に出さないようにして声の聞こえた方を振り返った。 振り返ってみると、そこには見知らぬ女の人が立っていた。ちょっとチャイナドレスに似ている黒いドレスを身に纏い、その上にコートを肩

          第六章『嵐の前の静けさ』

          第五章『戦いの始まり、世界の終わりへ』

          「死ね、魔王」 目の前に拳が迫ってくる。 やけにゆっくりに感じる。でもどうやら俺の体の動きも遅くなってるらしい。避けようにも体を動かすことができない。 ああ、これで終わりなのか…なんか結局よくわからんかったな、この世界。いきなり異世界に飛ばされたかと思ったら、龍のすみかの穴に突き落とされ、なんかよくわからん流れで二匹の子龍助けることになったし、それが終わったらしばらく放置されて…挙げ句の果てには何も持たされずに森の中に放り込まれた。俺なんか悪いことしたかな?あっちの世界では、

          第五章『戦いの始まり、世界の終わりへ』

          第四章『また始まる唐突な旅』

          俺は木の影でじっとその時を待っていた。息を殺して気配を悟れられないようにじっと待つ。 とその時、ズシンという地鳴りと共にそいつが姿を現した。 体長は約二十メートル。高さは十メートル。大体マンション三階くらいと同じだ。姿形はまるで恐竜のような巨大トカゲがドスンドスンと地面を揺らし木々を踏み倒しながらこちらに向かって進んでくる。 そして、ギョロギョロと動くトカゲの目が俺を捕らえた。それと同時に俺は回れ右をして全力で走り出す。 「ぐおおおおおおお!!」 「ひいいいいいい!?」 《

          第四章『また始まる唐突な旅』

          最近プロセカ始めてみました。ボカロが好きだったのでやってみたのですがストーリーもすごく凝っててもう僕の中にある言葉だけではあらわせられませんね。ボカロ聞かない方とか音ゲーに苦手意識持っちゃってる人でも楽しめると思います。是非やってみてください!

          最近プロセカ始めてみました。ボカロが好きだったのでやってみたのですがストーリーもすごく凝っててもう僕の中にある言葉だけではあらわせられませんね。ボカロ聞かない方とか音ゲーに苦手意識持っちゃってる人でも楽しめると思います。是非やってみてください!

          今日の21時からホロライブ公式チャンネルでホロメン全員でのライブ配信があります!無料で見れるということなのでラプ様の歌と踊りを目に焼き付けようと思います興味のある方はぜひ、見に行ってみてください!

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          第三章後編『奪還作戦』

          「おい坊主。いや、黒雹龍さんや。諦めてその身諸共俺たちに寄越しな。大人しく捕まってくれりゃあ痛い思いはしなくて済むぞ?」 俺は今、史上最大のピンチに見舞われていた。 ざっと10人程度の全身鎧に包まれた大男達が俺を囲んでジリジリと迫ってきながらリーダー格と思しき男が話しかけてくる。見てわかる。勝てないやつやん。 「い、いや、あのー…この子達にも人権、いや龍権があるのではないかと思うんですが…」 「何訳わかんねえことぶつくさ言ってんだ!とっとと捕まりやがれ!」 「ひいっ

          第三章後編『奪還作戦』

          ぐーたらしてるラプ様可愛い"(∩>ω<∩)" このぐーたらしてるラプ様からヒントを貰ったオリジナル小説書いてみました。今回はその第三弾の前編です。ぜひ読んでみてください。コメントもお待ちしております。 オリジナル小説第三章前編 →https://note.com/airando1005/n/n97bbf13a9cc3

          ぐーたらしてるラプ様可愛い"(∩>ω<∩)" このぐーたらしてるラプ様からヒントを貰ったオリジナル小説書いてみました。今回はその第三弾の前編です。ぜひ読んでみてください。コメントもお待ちしております。 オリジナル小説第三章前編 →https://note.com/airando1005/n/n97bbf13a9cc3

          第三章 前編「龍の住処」

          きて___。 なんだ?なんだか声が聞こえる。きて?どこかに俺を呼んでるのか? その後もよく分からない謎の声は、何かを必死に訴えるような声音で何度も何度も語り掛けてくる。 『い…て…き……て…!』 段々と声が大きくはっきりと聞こえてくる。 『きて…!きて…!__生きて!!』 「起きて」 「ぶぐふぉ!?」 突然、俺の腹部に強烈な激痛が走り変な悲鳴を上げながら飛び起きた。 「おごぅ…腹が…腹がぁ…」 くそっ、一体誰が…ってだいたい予想はついてるけど。 「ようや

          第三章 前編「龍の住処」

          第二章「旅の始まり」

          俺は見知らぬ土地にいた。 その隣にはあの女の子がいて、俺と女の子は手をぎゅっと繋いでただ何もかもが無と化してしまった大地を見渡していた。 すると、唐突に地面が割れ、裂け目から白い何かが現れた。 それは俺と女の子に手を伸ばし、そして___。 「ごほっ!?」 俺の横顔に強烈な衝撃と痛みが走った。 今まで感じたことのないレベルの痛みにベッドから転げ落ちた。 受け身も取らずに落ちたものだから体中に痛みが走る。 「い、いてて…何が起こった…?」 俺は一番痛む頬を押さえ

          第二章「旅の始まり」

          第一章「異世界転移」

          俺は見慣れない煉瓦造りのヨーロッパ風の部屋でベッドの上で天井を見つめていた。 どうして俺はここにいるのか? 俺自身理解が追いついていない。 少し情報を整理しよう。 * __ことの発端は俺が学校に行こうと家を出た直後のことだった。 「行ってきまーす」 俺の名前は相川優磨。 近くの公立高校に通っている。 この日も学校に行こうと家を出ようと靴を履いているとリビングの方からドタドタと足音が聞こえてきた。 振り返ってみると妹の美羽(みう)が弁当を持って立っていた。

          第一章「異世界転移」

          序章「邪神の憂鬱」

          『神』 それは絶大なる力を持ったこの世の頂点。 全知全能の力で世界を管理する支配者。 その世界に住まう全ての生物は神の機嫌を常に伺い、生きる許しを請わなければならない。 だが、神の中にはそんな生物たちを玩具として弄ぶ者もある。 生物に殺し合いを強いるものや実際にその手で惨殺を行う神のことを魔神と呼ぶ。 そしてその中でも屈指の力を持つ者、"邪神"はとても退屈していた。 「はぁ…退屈じゃのう」 邪神は誰に言うわけでもなくそう呟いた。 「いくら人間を痛めつけようが

          序章「邪神の憂鬱」