働いてみた経験談【エッセイ】
行動しようとすると足が止まる。
なんでも行動するから、行動派かと思ってた。
けど働いて気づいた。
物事を行う度に足が止まる。
大丈夫かな。違うことしてないかなって。
もんもんと考えて勝手に憶測して足止めて。
客観視したら何もしてない自分。
頭がいっぱいで気づかなかった。考えすぎって言われた。
考えても人の気持ちなんてわからない。
ーーこう思われてるだろう。
思い込みがはげしい自分にも気づいた。
失敗を怖がってる自分に気づいた。
失敗することでなく、することで蔑んだ目で見られる恐怖。
そんなことないってわかってるのに。
客観視できない。
ほんとの客観視が怖いのもある。
何もしないで固まってて何も言わない評価が低いことさえも見ないふりしたい。
そっちに向き合わなきゃいけなかったのに。
今までは明るさでカバーできてた。
むしろ天然で片付けられるし、おいしいし、adhdな自分が好きだった。
今は上手く笑えない。こわさがかって。
だからミスしても誰も何も言ってくれない。
雰囲気が悪すぎる。私の対応次第なんだって。
同僚に障害者雇用でなぜ働かないのかと問われた。
怖い。
イライラしていいのか、自信もなくてショックを受けたフリをしてたら涙が出てきた。
ホントの私は多分そんなのに怖気付かない。
ズバッと切捨てられる強いはず。
なのに反論していい自信がもてなくて気づ付いた。
そう思えって思ったら心がそれに従う。
全部理論的な心の作りになってしまったのかもしれない。
いちいち反応するのもいやだ。だけどほんとの自分を出すのが怖い。弱々しい自分を自分に嘘ついてる方が安心するのかもしれない。
考えすぎなのもわかったし、すぐ聞くようにしようって思えた。きのうは。
けど怖い。ミスしたらどうしよう。
不安が常に付きまとう。