26歳バツイチ子持ちが起業したわけ
初めまして、横内です。私は昨年6月に会社を立ち上げ、Air合同会社の社長を務めています。弊社はSalesforceを中心に、AIや他のIT技術を活用して「人がやらなくてもいいこと」を減らし「もっと人々が主体的に楽しめる時間を増やすこと」で「大切な人達が心から笑って暮らせる社会にする」というビジョン実現へ向けて、日々仕事に取り組んでいます。
今回は、自己紹介を兼ねて私がこのビジョンを掲げて起業に至るまでの経緯をお話ししたいと思います。私のストーリーは、24歳バツイチ、そして子持ちという少し特殊な状況から始まります。
新卒2年目、家庭の責任を背負う
子供を授かったのは、新卒2年目のことでした。若くして家庭を持つことになり、子供を、そして家庭を養う責任が一気にのしかかってきました。しかし、2年目の給料では家族3人の生活を支えるのは難しく、何とかしてこの状況を打開しなければならなくなりました。そこで、経験がなくても結果を出せば評価されるベンチャー企業へ思い切って転職しました。
ベンチャー企業では、未経験の展示会の担当になったり、新しいツールやシステムの導入・開発を担ったり、新しいチャレンジが待っていました。自分の仕事の結果が会社の存続に直結する過酷かつ挑戦的な環境下でしたが、環境で「家族を支えなければならない」という想いが自分を奮い立たせていました。そうして、ますます仕事にのめり込んでいきました。
家族と仕事のバランス
しかし、家庭を自分一人で支えるプレッシャーから仕事に打ち込むあまり家庭とのバランスをうまく取ることができず、家族との時間を十分に取ることができない日々が続きました。そして、紆余曲折ありながらも最終的に離婚を選択することになりました。それまで生きてきて何より大切にしたい事は「子供」であり、その子供のために一生懸命働いてきたつもりでしたが、結果として自分で家庭を壊してしまったのです。
この時は人生で一番辛く「何のために生きているんだろう」「何が本当に大切にしたいんだろう」「何故こんなに苦しいのに生きなければならないんだろう」と一人で思い悩む時期が続きました。
そんな人生で一番辛い時期を支えてくれたのは、母や兄妹、そして友人たちでした。辛い事があると一人で抱え込みがちになる自分へ付かず離れず、適度な距離感で話を聞いてくれたり、アドバイスをしてくれたり、何も聞かずに馬鹿みたいに遊んでくれたり、そんな何気ない日々が1年半ほど続いた頃、無理をしなくても心から笑えるようになっていました。
本当に大切なものとは
この経験で自分が再認識したのは「結局、大切なのは人だ」ということです。仕事も、成功も、笑顔も、全ては人と人との関係の中で成り立っています。そのことを痛感し、「人を大切にできる社会」を作りたいと強く思うようになりました。
しかし、現実には多くの人が時間に追われ、人を大切にする余裕がない状況に陥っています。その原因の一つが、無駄な仕事や雑務に時間を取られていることだと考えました。
これまでは、この雑務や地道な事務作業が必要であり人手で行わなければならない時代でした。しかし、ここ数年のIT技術の進歩により「人がやらなくてもいい無駄なこと」は様々な技術を駆使すれば自動化できるし、そうすることで人々の時間に余裕が生まれます。
この余裕こそが、家族や周囲の友人、そして自分自身を大切にできる基盤になるのではないかと思うようになりました。
Salesforceとの出会いと再スタート
離婚後、新たなスタートを切るために、自分のキャリアを見つめ直しました。そこで出会ったのが、Salesforceというプラットフォームでした。Salesforceは、企業の業務プロセスを明確化し、業務を大幅に改善・効率化する可能性を秘めており、その柔軟性と組織へ与えられる影響の大きさに強く惹かれ、まずはSalesforceを勉強しようと決意します。
起業するまでのストーリー
Salesforceを勉強しながら働く中で、より「人がやらなくてもいいこと」に対する強い関心を持つようになりました。日々の業務でIT技術で解決できるのにまだ手作業で行われている部分がかなりあることに気づき、それを解決することが、「大切な人達が心から笑って暮らせる社会にする」という思いに繋がると感じたのです。
そして、昨年6月大学時代の友人と共にAir合同会社を設立しました。Salesforceを中心に、AIや他のIT技術を活用して「人がやらなくてもいいこと」を減らし「もっと主体的に楽しめる時間を増やすこと」を通じて「大切な人達が心から笑って暮らせる社会にする」というビジョンを実現したいと思っています。
社名の「Air」は、今も一番大切な子供の名前からつけたのですが、「人々の生活をもっと軽やかに、心から笑えるようにしたい」という思いも込めています。
これからの展望
Air合同会社を設立して以来、多くのお客様に支えられ、順調に成長を続けてきました。私たちが提供するサービスは、単に業務の効率化を図るだけでなく、お客様のビジネスそのものを変革する力を持っています。多くの企業で「人がやらなくてもいいこと」を減らし「もっと主体的に楽しめる時間を増やすこと」で、業務プロセスが劇的に改善される事例を数多く見てきました。
しかし、私の中で最も大切なものは変わりません。それは「人」であり、「人との繋がり」です。私たちが掲げる「大切な人達が心から笑って暮らせる社会にする」というビジョンを仕事を通じて実現し、多くの人々とその価値を共有していきたいと考えています。
最後に
これまでの人生で経験したことは、全てが今のビジョンに繋がっています。これからも失敗から学び、挑戦し続けることで、自分自身が心から笑いながら成長し、そしてその成長が周囲の人々の心からの笑顔に繋がると信じています。
これからもAir合同会社の事業を通じて、IT技術を駆使し、より多くの人々の「大切な人が心から笑って暮らせる社会」を実現するために邁進していきますので、見守っていただけると嬉しいです。これから皆さんと一緒により明るい未来を創りあげていけることを楽しみにしています。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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