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モノ、カラダ、プラン
おはようございます!ランニングコーチの大野です。
「ランニングをして痛みがある」
「怪我を繰り返してしまう」
といった悩みを抱えているランナーは多いのではないでしょうか。
今日はそんなランナーの悩みを解決するための方法を教えます。
それは【モノ、カラダ、プラン】という考え方です。
これは書籍「ランニングの成功法則」という本の内容から紹介いたします。
この【モノ、カラダ、プラン】という考え方が面白いなと思いましたので紹介します。
それではいってみましょう!
モノ、カラダ、プランとは
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この考え方は、痛みを無くす、ケガを無くす上で変えることのできることはこの3つしかない!という法則です。
それは
モノを変える
カラダを変える
プランを変える
モノ・・シューズ、インソール、ソックス、サポーターなどのランニングギア
カラダ・・ストレッチ、筋力トレーニング、フォーム、筋膜リリースなど
プラン・・練習、睡眠、栄養、調整法
そして、この3つの中でどれが大切かというと著者は「モノ」であると言っています。
なぜなら、ランナーの痛みのほとんどが過回内によるものだからです。
※過回内・・着地の際に足首が内側に倒れこむ現象。これにより膝が内に入るニーインの誘発を招き、様々な痛みを引き起こしている
足の治療院として1000人以上のランナーを治療し、ケガの傾向、フォームを分析した結果、このような結論に至ったそうです。
そして、この過回内を防ぐことがケガを無くす最も有効な方法がモノを変えること。
過回内を防ぐには
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では過回内を防ぐにはどうすればいいのかというと、
【モノ】を変えよう。つまりインソールを使いましょうということです。
著者自身も、腸脛靭帯炎と足底筋膜炎に悩まされていた時に、インソールの使用ですぐに改善。
治療家として、痛みのある患者へインソールを勧め1000人以上のランナーの痛みを取り除いてきたといいます。
ランニング障害の殆どは、過回内であると結論づけた理由がこれらの体験からだそうです。
もちろん、カラダ、プランを変えるのも大切だが、時間がかかるしなかなか治らない。
みなさんも経験あるのではないでしょうか?
「安静にして休んでください」
「フォームが悪いので、姿勢を意識して走りましょう」
これらは直接的に効果はなく、即効性も低く、聞いているランナーも「そんなのわかっているよ」と言いたいくらいですよね。
順番はモノの最適化→プランの最適化→カラダの最適化
著者は優先順位はモノ→プラン→カラダであると述べています。
たしかに、カラダを変更、つまりストレッチ等は根本問題の一番手前の対処法です。
まずは回内しないためにギアで矯正し予防し、プランの練習量や質、食事でオーバートレーニングしないよう予防、そして最後に筋損傷した部分をストレッチ等で予防するというのが本来の流れだなと。
ストレッチやマッサージは予防の一番手前。これではケガをするかどうかはギャンブルに近いですよね。
まとめ
いかがだったでしょうか。【モノ、カラダ、プラン】に分けることで俯瞰的に対策できるようになりますよね。
この考え方に一理あるなと思い紹介しました。
この本を読むと、
過回内がいかにまずいか
インソール買わなきゃ
と思わせる本です。
ケガに悩んでいる方はぜひ読んでみてください。