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子供も自分と向き合う時間は必要なんじゃないか?

うちは小さいながらも音楽の教室をやっているので、子供がやってくる。

初めのうちは親御さんがついている事が多い。

でも、慣れてきたら、希望を聞いてだけど、なるべく2人きりにしてもらう。

それは、正直、人見知りな私が見られてないほうがやりやすいってこともあるけど

1番の理由は、子供が親といる時の顔と、そうでない時の顔は、ぜんっぜん違うからだ。

びっくりする。勿論程度の差はあるし、変わらない子もいます。

でも、親のまえだと、いつまでもその子の本当の部分がみえてこないように感じる時が、あるのです。

どちらにしろ親のことみんな多分、凄〜く好き。伝わってくる。

でも、それとはまた別として、親といる時は多分、多かれ少なかれ、子どもとしての役割を分担してる?みたいなのだ。

でもそれは悪い事じゃ無くて自然なことでもあると思う。

例えば私も母親である自分から離れて1人でお茶しに行ったり日記書いたりする時間が欲しいし

接する人によって、違う自分で対応する感じはある。でもそれは、全部自分である事に変わりはない。

だから、子供達だって多分そうなんじゃないかなと思う。どんなに小さくても、頼りなく見えても。

親の前とは違う部分もあるのなら、それも出せる場がある方がバランス良いと思うし

それは多分、二重人格のような事というよりは、光の当て方によって色や光り方を変える宝石のようなものではないかと思う。

大抵、親がいないとタメ口になったり。私と対等に言いたい事いって快活になる場合が多いから、こちらもやり易いのだ。

また、逆にいつも仏頂面だけど、お母さんが来るとめちゃくちゃ張り切る子男の子もいる。それはそれでまた良い。

ただ、親の目をいつも気にしながらやり取りしてるのでは、とてもレッスンにならないし、何というかあんまり意味がない。

うちも上の子は音楽をやりたいそうなので、別の先生にお願いしてる。

みんなウチに来てる時は、親の目を気にしないで、親の意見じゃ無く自分の意見で話をして欲しい。

そして自分と真っ直ぐに向き合う時間を作って欲しい。

自分と向き合うのはある程度、訓練しないと出来ない人もいる。楽譜と演奏の間に何か余計な思考が入ってきて、集中を邪魔する。どう見られるかとか、理想とか。

そのままの自分を受け入れられないと上達もしないから、分かり易い。

楽器演奏の良いところはそんな所もあるのでしょうね。

私としては、教室を卒業した後も、自分と向き合う時間を持って過ごした事は、何かしら人生の役に立ってくれると良いなと思う。

私もそうだったし。

そういう時間を持つことは、子供にとっても必要なんじゃないかと思って。

内心密かに思ったり、また忘れてたりもしながら

楽しく仕事する日々です。



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