「役に立つかどうか」よりも惹き寄せられるもの。『哲学的な何か、あと数学とか』を読んで
SF冒険活劇のような科学に対して、数学はハードボイルドなヤンキースポ根ドラマのよう。
数学という役に立たないもの時間を費やす、なんとも救いがたく愛おしい情熱といったら!
中学、高校と私は数学が好きでした。
答えが必ず出るから。答えがあるとわかっていたから。
どんなに悩んでも、答えは必ず出るから難しい問題ほどうれしかったのを覚えている。
だけど、それは先人たちの答えがあるかどうかを探す壮絶な戦いがあった上に成り立っていたということか。
しかも、その答えのあるかな