「あしたの働き方」を変えていく。
近年、政府が打ち出した「働き方改革」の影響もあり多くの企業が人材と働き方の多様性を重視し、労働生産性の向上に目を向けるようになりました。実際に改革を進めている日本企業もでてきており、今後もその数は増えてくるであろうと予想されます。
しかし一方で、日本能率協会が2019年に1,000名のビジネスパーソンを対象に行ったアンケートでは「働き方改革を実感している」と感じたのは全体の3割程度と、まだまだ全国的に働き方の変化が浸透しているとは言い難い状況です。
そもそも働き方や人材の多様性が重視されてきている理由は何でしょうか。
それは人口減少により労働力の確保が難しくなってきていることや、モノや情報があふれるようになったことによる企業同士の競争激化にあります。
企業は今までよりも少ない労働力、短い労働時間の中で、いかにして労働生産性を上げ、より価値のあるものを創造して顧客に届けることができるか。という難題と向き合う必要がでてきたのです。
しかし前述したアンケートにあったように、いまだ多くの企業では働き方に対する改革のアクションを起こせずにいるのが現状です。
さまざまな価値観が人々に浸透してきている今だからこそ、それらを許容し、ITの進化や競争環境の変化と共に柔軟に対応していくことが日本企業に求められてきているのではないでしょうか。
当マガジン「あしたの働き方」は「仕事の時間を豊かにする」をミッションに掲げ、多様な人材が多様な働き方をして意欲的に仕事に取り組み、個人・組織共に成長して大きなイノベーションを生み出す。そんなよいサイクルを創出するための小さなお手伝いができればと考えております。
「人材や働き方の多様性」にフォーカスし、これからの組織づくりのポイントや、ITを利用した業務効率化方法、さまざまな企業のダイバーシティ(多様性)マネジメントのレポートなど、普段の生活ではなかなか得ることのできない新しい「気づき」を発信していきたいと思います。
ビジネスの場はもちろん、日常においても興味を持てるような話題性・面白みのあるテーマを取りあげ、「働き方の在り方」を少しでも意識するきっかけとなっていただけるようなメディアを目指して運営して参ります。
どうぞよろしくお願いいたします!
「あしたの働き方」編集部一同